卒業作品展示のお知らせ
卒業制作展示会のご案内
愛知県立旭丘高等学校 美術科 ３年 稲垣 桃
作品名「紡ぐ-Weaving Legacy-」
ドキュメンタリーオーラルヒストリームービー
〜 五人の女性伝統工芸職人の物語 〜
女性の地位や権利、役割に関する議論は日常的に行われている。
日本の2023年のジェンダーギャップ指数の後退は、日本における女性の地位が国際的な基準からも遅れをとっていることを示している。
このような状況下で、私のような若い世代からこの問題を「自分ごと」として捉え、積極的に関与し、変革の動きを促進していくことが重要であると考えている。
「紡ぐ-Weaving Legacy-」はこの問題意識を具体化する試みの一つだ。アートは、鑑賞者に体験的・感情的に当事者の想いを追体験させ、社会問題を「自分ごと」として向き合うきっかけを作ると私は信じている。
伝統工芸職人である彼女らが生きる伝統工芸の世界という男性中心のフィールドは、日本の伝統的な価値観や性の役割分担が色濃く反映されている。
彼女たちが前例のない中で、出産や育児といったハンデを乗り越えながら、伝統工芸の世界で自らのアイデンティティを確立し、新しい風を吹き込もうとする姿に深く感銘を受けた。
今の日本社会における女性の挑戦と変革のシンボルとして、普段は語られない彼女らの素顔を、オーラルヒストリー作品に凝縮させた。
彼女らが紡ぐものとはなんだろうか。
素敵な5人の女性伝統工芸職人の方々に、インタビューをしました。
高校生活最後、１７歳の等身大のわたしの今聞きたいことをぶつけました。
ひとりでも多くの方にご覧いただきたいです。
みなさまのご来場をこころからお待ち申し上げております。
よろしくお願いします。
稲垣 桃
令和5年度愛知県立旭丘高等学校美術科卒業制作展
第72回 旭美展
令和5年12月12日(火)~17日(日)
入場無料
愛知県美術館ギャラリーG室 (愛知芸術文化センター8階)
10:00~18:00
(金曜日20:00まで、最終日 16:00まで)
ご入場は終了30分前までですのでご注意くださいませ。
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