どろっ

あたらしい原稿を考えるときなどなどは二駅向こうのショッピングモールにあるチェーンのカフェ行くのがいつの間にか恒例行事というか担いでないけど験担ぎみたいになっている。
特に食べたくないがホットサンドを食べるのもお決まりになった。

すげー広くて隣の席との間隔があいていて、
ひとり分の吸える空気が多い気もするそこは
古い洋楽が薄くかかっていて適度にざわざわしていて混みすぎていなくていい。
ホットサンドは特に美味いわけでもないしやっぱり小麦粉は控えたいが片手で食べられるからいい。
焼いたカリッとあっためたチーズがどろっというのが癖になってきた。

先日は浮気をしてキノコとなんちゃらという秋限定のやつを
チーズは抜きにしたらチーズは抜きなのに断面からマーガリンが玉になっていたからティースプーンで除けた。
そうして齧っていたら気もそぞろに齧るものだから
トーストからまさかのもっと入っていたマーガリンがソースと混じったやつが、どろっ、とセーターの裾に垂れた。
しゃあないから垂れたままそのまま用に向かったしその後人にも会ったし久々に呑みにも行った。
洗ったりでもとれなかったりだから勿論隠したりしていたけれど、
もういいやって隠すんやめたら汚したことを自分でも忘れたりもしたのだけれど、やっぱり、どろっはどろっ、きっと会うひと皆に見えていただろうと思う。帰宅後洗濯したらとれた。

わたしはたぶんこのどろっをいつも書きたいゆきつづけたいんやないかと思った。


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その日うすくかかっていた洋楽はイマジン。なんなん。なんでなん。

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あれ? 似たようなつぶやきをスレッズにしたなあなんて思い出したらちょうど一週間前だった。

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