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塩むすびと月 よくないけど悪くない

帰りの電車内で突然スマホの電源がつかなくなった。無になった。
最寄りじゃないけど最寄りのソフトバンクに向かうと、
やさしい店員さんはマニュアルなのか懸命に修理と代替機を勧めてくれたが
今日中に直したいほんまに嫌や。
即日修理の子会社(?)を紹介してもらい、
本人確認だとかなんだとか面倒臭すぎる丁寧な手続きや来店予約とかの後、
そちらの店に向かうと店員さんは淡々と言った。
今全国各地でこの機種の故障というかブラックアウトが後を絶たないのだと。
せやから会社の問題だとかなんだとかで即日修理はできないのだと。
「それでもなんとかできたり……とか?」
「できないことはないんですが6万円になるんです」
てかブラックアウトを「突然死」っていうのやめよ。嫌や。
 
先程のソフトバンクは修理受付を18時で締め切ったから
仕方なしに何度か行ってめちゃくちゃ嫌いな別の店舗に行くと
「来店予約をされていないと30分くらいお待たせしますが」
「いいです。わかりました。待ちます」よくないしわかりたくないけど。
こんな日に限って鞄の中には菊池寛全集しか入っておらず
恩讐の彼方にとか読み返しながら待ってたわたしからはさぞ怒りが滲み出てただろう。
 
ほとほと疲れて帰宅して、「よくないなあ」とは思ったんやけど、
明日の朝食べようと思って作ってたおっきめのおにぎりを食べた。
なんも入れてへん海苔も巻かへん塩むすびひとつ食べたら
落ち着かないけど落ち着いた。
 
そのままなんとなく外に出て見上げたら満月一日後の月が皓皓としていた。

わるくないな。

よくはないかもしれへんけども。



前も貼ったしちょっと古いけど好きなCMです。
これ、ええよねえ。3話まであるよ。



体調不良の次はスマホ故障。なんでこんないろいろ起こるんやー。
つってたら夜になって代替機もフリーズして、朝になって復活した。
どういうこと。どうしてくれるねん。なんやねーん。



◆◆
【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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Webマガジン「Stay Salty」Vol.33巻頭に自己紹介エッセイを寄稿しました。

12月Vol.34からは不定期コラムコーナー「DAYS」も書かせていただいています。

東京・湯島の本屋「出発点」では2箱古本屋もやっています。
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ぜひぜひ遊びに来て下さい!  自己紹介の手書きペーパーもあり!

読書にまつわるエッセイ集(ZINE)、
tabistorybooks『本と旅する』もお店と通販で取り扱い中。

旅と思索社様のWebマガジン「tabistory」では2種類の連載をしています。
酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在19話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)。

noteは「ほぼ1日1エッセイ」、6つのマガジンにわけてまとめています。

旅芝居・大衆演劇関係では各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、
役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
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momo|桃花舞台
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