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日々日々

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1日(なるべく?)1エッセイ。思うこと考えることを綴っています
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2023年7月の記事一覧

Blowin' in the Wind 近所のちいさな本屋さんで

近所じゃないけれど近所の商店街に コミュニティスペースというかちいさな古本屋が数年前に出来た。 地域の広報誌とか、他地域などの古書店のオーナーたちが選んだ本などを置いている。 店主も居る。 けれど、日替わりで若者をはじめとしたいろんな人が店番をしているみたい。 たまに覗く。 本棚は「おっ」「ほぉ」「へぇぇ」なセレクトで、 「誰かの本棚」や「その人の好きな本」をみるのが好きなわたしには面白い。 とてもちいさな店だ。 店番してる人によっては正直入るのにひるんだりもしてしまう。 し

最近の頭の中とデスマッチと劇場と

最近、いろんなことを考えていて、その中で、ふと頭に浮かんだのはデスマッチです。 まとまらないままに、置いておきたくなりました。 知ってる? デスマッチ。凶器やらなんでもありのプロレスの試合です。血まみれです。 2年前にはデスマッチのカリスマと呼ばれる選手が映画にもなりました。彼のインタビューを読みました。 デスマッチは残酷さ残虐さを見せるための試合じゃなくて どんなことをされても全部己の身で受けて返して立ち向かってゆく試合だ、と。 より凄ぇことを、「受けて」、見せて、試合が終

酒場エッセイ最新話まもなくの話と劇場の話

酒場エッセイ、最新話の19話が近日中にアップされます。 4月の出来事を5月に書き上げて出したとある芝居小屋と屋台と立ち呑みの話、 なのですが、その後びっくりなことが起こってしまった。後日談として付け足しました。 いろんなことを考えます。 当たり前のことは当たり前じゃない。 今は、今。今で、今。今でしかなく、それがすごいことで、自然なことで、でもすごいことで。 と、なんのこっちゃわからないですね、でもそんな話です。アップされたら、また、お知らせします。 お付き合いいただき、We

Laundry

コインランドリーって駅みたい。 誰かが来て、去って、すれちがって、また来て、去って。 また会えるかもしれないけれど会えないことも(のほうが?)多かったりもして。 特に会話を交わすわけでもないけれど、ひとりのときもあるけれど、誰かに会って。 なんか駅みたいやなあ、って思うのです。   最近よく行くようになった。 きっかけは出先で使って便利やったことや 近所でもおおきいものとか洗ったり乾燥したり特にこの雨の季節はありがたい。 もあるのだけれど、それと同時に、いや、それよりもかもし

ON THE ROAD

劇場に行くと思いもよらない瞬間がたくさんある。 思いもよらない、思いもしなかったような時と瞬間にたくさん出会う。 一言でいうと「一期一会」なんだろう。 けれど、そんな簡単な、言い切ったような言いきれたようなことで言いたくないな、という気持ちもある。 でも、そのことそのとおりで、「一期一会」、ヤバい、エモい、ヤバい、 ふざけていない、これしかないし、これでいいような気もする。 変に理屈をこねたり能書きに酔って押し付けたりするよりも、もしかしたら、ずっと。 ということは、さまざま

beautiful

きのうの朝の話、 電車の中で海外からの旅行客が若者に絡んでいた、でっかい声で。 旅行客はおっちゃんふたり、若者はギターケースを抱えた学生さん風。勿論、他人同士。 程よく混んだ社内で3人は立っていて、わたしは少し離れたところに立っていたのだが、おっちゃんらの声はめっちゃデカい、声もリアクションもデカい。 「cuteは?」「cuteはかわいい」「おー! かわいい! かわいい!!」 「beautifulは?」「きれい」「わー! おー! きれい!」「きれいbesutiful! おー!

Realの話 表情、空気、熱、言葉では言えないなにかとネットの話

前回に続いて、 伝わりにくいかもしれないが伝えたいなあ、  なことを書きたくなりました。 ずばり、SNSよりリアルの大事さ、素敵さについてです。 わたしも、下手なりに使っています、見ます、SNS、うん、たくさん。 せやけどやはり大事なんは素敵なんはリアルやねんで、 と、いつも思っています。   いろんなことを、いろんなことは、 可能な限り、リアルで言いたいな、と思っています。 リアルでのコミュニケーションって、なかなかに、難しい。 変に下手に考えすぎもしてしまい、空回るこ

針と種 100分deフェミニズム

『別冊NHK100分de名著 フェミニズム』 お正月に放送された番組が書籍化したもの。 本に、読むものにしてくれ、出してくれて、本当によかった、と思った。 すこし語らせて下さい。  番組を観たときはしみじみと2つの気持ちになった。   100分にまとめるにはテーマも情報量も多すぎる。 収録は8時間を超えたとのツイートも見た。   「これはまとまらへんやろ、1テーマ(1冊)でもまとまらへんやろ」   4人の出演者がそれぞれこのテーマに沿った1冊を紹介する、というかたちで進む