般若がいる。どこにいるかって。それは、わたしの口の中。上唇をめくってぎょっとした。般若の口元そっくりの、今にも牙が生えるのではないか、というほどに盛り上がった歯槽を見て。第三子の一歳児検診にて歯科医師に指摘されたのは、おそらく夜間の食いしばりによる歯槽隆起。親切な医師だった。産後の積もり積もったストレスを見通して教えてくれたのだと思う。 ネットで調べてみると(残念ながら)歯槽隆起というのは一度そうなると治ることがなく…食いしばりから口腔や骨を守ろうとして、歯槽の骨が異常に肥
そういう感覚をあじわう時間がある。最近はじめた『和のお手当て』のお稽古でのことだ。 ※『和のお手当て』とは頭蓋仙骨療法をベースとして日本人の身体に合うようにアレンジされたお手当て法。NPO和のお手当て会から伝えられている。これ以上はご自分で調べてくだされ。 はじめてのお稽古のとき、私は泥になった。意識が静まり、身体の輪郭がぼやけて言葉を発しようにも言葉にならない。とくに下半身がずっしりと実体感をそなえ、大地に溶け込むような感覚。『上虚下実』をあじわわれたのではないでしょう
3月9日の夜にみた夢のこと。いつもと違う夢だった。わたしはふだん、美味しいモノとかっこいい人の夢ばかりみる。『夢=即 今の欲望』といった体の、恥ずかしささえ覚えるほど剥き出しの夢、ばかり。 それが時おり、意味ありげな夢をみる。象徴性の高い、ストーリーのある夢。3月9日の夢は、今もその意味をさぐりたくてたまらない。 一番覚えているのは、身体が水に浮かんでいる感覚。波に揺られる感覚。そしてそして・・・意識がうすれてゆく。海でおぼれているんだな、とわかった。誰かがかたわらで話し
切られたことあります? 違反切符。 私は一旦停止で一回。 そして今日。 2台バイクで連なって、 来られましたよ。 でもね、今日 切符、切られなかったんです。 なんで? なんでなんか、まだちょっと、ふしぎ。 『運転手さん、そこの駐車場入って。 一旦停止、停まられませんでしたよね?』 『いや、停まりましたけど。』 『僕ら二人で見てましたけど、 停まってませんでしたよ。 どこか分かります?』 『・・・』 (免許証を渡す) 『どこのことか分かりま
日本国は島根県、出雲地方に住まいする モモコと申します。 縁あって 生受けた東京から隠岐の島へ そして出雲へ流れ着きました。 島根は『島の根っこ』、 出雲は『雲の湧き出るところ』。 根っこから 雲の湧き出るさまを見上げ 世の中が 晴れやかに晴れやかに 澄みわたる景色を想い描きながら 暮らし、仕事に掌を添えて 生きています。 書くことで 自らの輪郭と足どりをたしかめ 出会う方に何か手渡すことが できるなら!