イギリスのティールーム #1ベティーズ
イギリスで好きな場所。
と聞かれてまず思い浮かぶのは、ティールーム!
ちょっと古めかしい建物に、
手作りのお菓子とポット入りの紅茶が出てくる。
そんなイメージ。
一方で、
最近では、サスティナブルを意識したお店も登場。牛乳を入れなくてもおいしく飲めるハーブティーや緑茶も人気。ティーカップとソーサー、お皿がチグハグでも大丈夫!逆にそれがかわいい「ミックス&マッチ」がいい。見なされる時代になりました。
今回は、最近行ったばかりの
お気に入りの「老舗ティールーム」をご紹介します。
北イングランドのヨークという街にある
『ベティーズ・カフェ・ティールーム』
北イングランドに数店舗あります。
私はヨークに行ったら立ち寄る大好きなお店です。
「英国お菓子めぐり」(2004)
という、本に紹介するために
一人電車に乗って取材に行ったのが最初の訪問。
その時は、ヨークシャーティーというイギリスで有名な紅茶のことを調べていて、その親会社がベティーズということで取材に行ったのですが、行ってみたら素敵なティールームに感動してファンになりました。
お店の歴史については本の中で触れているので、
よかったらご覧ください。
ベティーズには、ヨークシャー地方に行く時に立ち寄るので、何度も訪れています。
最近では、どのメニューを注文するのかも、ほぼ決まっています・・。
が、今回は初めてアフタヌーンティーをお願いしました!
3段のケーキスタンドは見てるだけでわくわく。
周りのテーブルをみるとアフタヌーンティーを楽しんでいる方が多数。
お友達同士でおしゃべりしながら楽しそう。
やっぱり土地柄、観光客の方も多いかな?
かわいいエプロンを身に着けたウェイトレスさんやスマートなスーツに身を包んだウェイターさんが颯爽と歩きまわっています。
さぁ。
まずは、ポット入りの紅茶が運ばれてきました。
ベティーズでは、どの店舗でもシルバーのティーサービスで紅茶がサーブされます。茶葉は、ベティーズのハウスブレンド。
飲みやすくておいしい。
家でもこのティーバッグを、ミルクティーにして飲んでます。
そして、待望のケーキスタンド到着。
1段目は、サンドイッチ。
2段目は、スコーン1個にジャムとクロテッドクリーム
3段目は、小さなケーキが3個。
サンドイッチは三角の小さ目のものが数種類。
スモークサーモン、クリームチーズ&きゅうり、ハム&マスタード、コロネーションチキン。と、イギリスらしいセレクション。
田舎風のスコーン。半分に割るときに、少しぼろぼろと崩れるタイプ。
ケーキは、ショップでもお持ち帰り用にも売っています。グリーンと黄色のバッテンバーグケーキは、ライムとココナッツ風味。オレンジのスライス。そして、チョコレートのケーキ。
ランチにきて、一人で食べきれそうな、ちょうどいい感じです。
さすがベティーズ。チョコレートのケーキが特に美味しかった。
そして、ティールームを出る前に隣に併設されているお菓子&ベーカリー&ギフトショップへ行かなくては!
ここに来るとかわいい缶に入ったビスケットが欲しくなる。
ショートブレッドやチョコレート入りのビスケットは絶品。
このお店の創業者フレデリック・ベルモントは、
スイス、そしてパリでお菓子職人を経て、
ロンドン経由→ブラッドフォードにやってきました。
そして1919年。ハロゲートにベティーズの1号店を創業します。
ヨーロッパの雰囲気が漂うおしゃれなパッケージ。チョコレート細工が素晴らしいイースターエッグ。本場ヨーロッパのチョコレートの味をヨークシャー地方で楽しめるとあってベティーズのお菓子&ベーカリーも大人気なのです。
さらにヨークシャー地方の郷土菓子もおいしい。
ヨークシャー・カードタルトは絶品でいつもお土産に買っています。
ファット・ラスカルという愛らしい丸いお菓子はベティーズの看板商品として知られています。さらに、ビスケット、スコーン、チョコレート菓子、マカロンなどどれを食べても美味しいのがベティーズ。
ヨークへ旅したら、立ち寄ってほしいおすすめのティールームです。
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