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お金は貯めるだけでよい?【お金の話】

おはようございます。ももたろです。

最近ようやく『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』という書籍を読みました。

お金の「貯め方」ではなく「使い切り方」に焦点を当てた、これまでにない「お金の教科書」

・一刻も早く「経験」に金を使う
・「収入の〇割貯金する」をやめる
・子供には死ぬ「前」に与える
・45~60歳には資産を取り崩し始める……

「人生が豊かになりすぎる究極のお金の使い方」とは?
出典:アマゾン商品ページ

本日はこの本に記載される主張に対して、私の感想を述べる形で記事を書きたいと思います。


①一刻も早く「経験」に金を使べし


著者ビル・パーキンス氏は書籍の中でこのように主張しています。

これまでさんざん貯蓄や資産運用の話をしている私ですが、”若いうちは経験にお金を使え”という考え方には大いに賛成。

健康で気力体力が充実した若いうちに得た価値観や思い出は、その後の人生において素晴らしい宝物になることでしょう。

私も20代の頃から今のマインドで活動し出会いを重ねていれば、孤独なアラフォーになるという未来を回避できたのではないかと後悔しない日はありません(唐突なネガティブ)。

でもこういうのって若い頃に気付くのが難しいですよねぇ。

ダラダラ過ごす日々も悪くはないのですが、記憶に残りません。
若い学生時代に仲間達ともっと色々経験しておけばよかった…。
出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1555813

②「収入の〇割貯金する」をやめる


これは要するに年齢によって貯金の割合を決める必要があり、「収入の3割を貯金する」などと一律に考えるべきではないという事です。

確かに。若い頃に貯金ばかりするのは悪い事ではないですが、体が衰えてから貯めたお金を使い始めるのでは遅い気がしますね。

私の感覚としても20代のうちは自分に投資し、30代前半からお金を貯める練習を始めて後半以降は資産運用。といった流れがしっくりきます。

③子供には死ぬ「前」に与える


年をとってもお金を溜め込んでいる人の多くが「子供や孫に十分なお金を残したいから」と考えているのではないかと思います。

とても尊い考えです。

しかし自分が死んでから多額のお金を贈られた子供たちはそのお金を真に有効活用できるでしょうか?

30歳の時に生まれた子供がいたとして。
その子に残すために90歳で死ぬまでお金をコツコツ貯め続けたとします。

子供は60歳の頃に遺産を得るわけですが…本当にお金が必要だったのは子供自身が30代で家を建てた時だったかもしれません。
または子供の子供、つまり孫が生まれた時だったかもしれません。

要するに、大切な人に遺そうと決めたお金は早いうち(書籍内では”子供が26歳〜35歳のうち”と主張している)に譲るのが良いという事です。

なるほど。遺したいお金を早くに譲ってしまえば残ったお金は全て自分のために使えますね。書籍を読むまで思い付きませんでした。

私?私はお金を遺すべき人がいないので全額自分にBETです(爆)。

魂を賭けろ!
出典:ジョジョの奇妙な冒険(集英社)

④45~60歳には資産を取り崩し始める


自分に使えるだけのお金を残したら、後は死の時期を意識しながら適切に取り崩そうという事ですね。

ただしこの単元には同意できない点がひとつあり、それが「長生きする事で資産がなくなる不安がある場合は、長寿年金への加入を検討しよう」というものです。

アメリカには良い長寿年金の商品があるのかもしれませんが、日本のものは手数料が高い傾向があるためおすすめ出来ません。

これに加入する位なら”投資信託で資産運用をしながら定数を取り崩す”手法の方が良いと思われます。

⑤まとめ


「お金は貯めるだけではなく思い出のために使おう」

この主張を分かりやすい言葉や例えを元にして説得力ある文章にまとめた良書です。

この書籍を読む前と後ではお金に関する考え方がガラッと変わるでしょう。
特に若い人に読んでほしいなと感じる本ですね。

気になった点として、個人的には日本とアメリカ、チャンスを掴めた著者ならではの価値観による違いといった”少しの居心地悪さ”のようなものも感じました。

自分なりに受け止めて今後の人生に活かしたいと思います。

お金を貯めて、使って、素晴らしい人生を歩もう!
出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=23940414&word=%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%B3


以上。本日はお金に関する書籍の御紹介でした。
皆さんの参考になれば幸いです。


今日も良い一日を。

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