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【広島西条 酒まつり】浮かれた街が楽しすぎた!来年、ここで乾杯しませんか?
君は知っているか?
広島・西条の街全体が「お酒のテーマパーク」と化す伝説級のオマツリを。朝から行列が生まれ、どこもかしこも酒!酒!!酒!!!
ほんのわずかな道の隙間さえ屋台で埋め尽くされ、そこに並ぶのは美味しい食べ物とあらゆるお酒。
みんな浮かれすぎて笑顔が止まらない。中にはちょっとハメを外しすぎて救急車が出動することも。
しかし、極たまにうっっっすらと聞こえるサイレンもまた、この祭りのBGMの一つでしかないのだろう……いやいやいや、そんなわけないです、大変よろしくないし極一部と思われます。
なになともあれ、このヤベェ祭りの熱狂っぷりは体感しなきゃ損!!
本日、この "ヤベェ祭り" を履修していただきます。
現地に行ったら、進研ゼミばりに「あっ、これnoteで見たやつだ!」と履修済の景色を目の当たりにするでしょう。
だから来年、安心して最高に浮かれた祭りを体感しませんか?
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も少し話すと、すごく楽しくて、嬉しくて、酒まつりに胸が熱くなりました。真面目に。
一度も行ったことがない方にはぜひ体験してほしい。いや、一生に一度は体験すべき!日本酒好きなら間違いなく心に刻まれるイベントです。
通常の日本酒イベントのように酒蔵の人と会い、有料試飲を楽しむだけではありません。
街の「祭り」の雰囲気を味わってほしい!
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開催日は天気にも恵まれて街全体が酒テーマパークと変貌し、どんな隙間でも楽しそう。
ただのお酒パラダイスじゃないんです!
街中の酒蔵を巡れば、それぞれ趣向を凝らしたイベントが盛りだくさん。随所に学園祭のような手作りの温かみがあり、もはやスマホで何でもデザインできるこの時代に新鮮すぎます。
酒蔵の中に入れる特別感と酒まつり限定の美味しいお酒や食べ物があり、お得に試飲してここだけのお土産まで買える贅沢さ。
これら全てがギュッと詰まった、唯一無二の「祭り」なんです。
駅前から人が溢れかえる光景も驚き。
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さらに、日本酒だけじゃありません。
ビールやカクテルなど他のお酒もあるし、子どもも楽しめる屋台がたくさん。
街全体が浮かれまくる雰囲気……この特別感!
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まだ10時過ぎ
「朝から日本酒飲む人、こんなにいたのか!」と心底から思いました。普段は一人で飲むことが多いけれど、こんなにも仲間がいるなんて。どこに隠れていらっしゃるのか!?
日本酒好きな方、飲む方がいっぱいる光景を目の当たりにして、嬉しくてたまらなくなりました。
ただ……時々、いやほんとたまーに救急車の音が聞こえたのは事実です。それも含めて唯一無二のヤベェ祭りでしょう?
だから、絶対来年も行く。
まだ迷ってるあなた、一緒に「酒テーマパーク」の熱狂を味わいましょう!
行った酒蔵の飲み比べ具合と、全国のお酒が集まった酒ひろばの内容中心に書きます。ただし、山陽鶴酒造さんは行くの忘れてたので何も書いてないです、すみません。
▼参考:公式情報
開催時期:毎年10月の第2土曜日・日曜日
開催場所:広島県東広島市西条町
準備運動:お酒の神様へご挨拶
10/12~10/14までの3連休をフルに使った広島旅。
準備運動と書いてますが、神様へのご挨拶は2日目の話です。
初日、10/12(土)は昼過ぎに広島空港へ到着したものの、飛行機が遅れたため大慌て。空港着いてから一人猛ダッシュでバスに飛び乗り西条へ。このバス逃したら、後2時間は来ないので間に合って心底ホッとしました。
旅のプランをあんまり考えてなかったので、あ、空港から西条直行バスあるじゃん!行けるじゃん!て、3日前くらいに気づいて余裕こいてたけど遅延は予想できず。飛行機の遅延で、往復航空券より高い金額でタクシーで帰るっていう目に遭ったこと、スッカリ忘れてました…学習しろ!
到着後は酒蔵を回ってから夕方以降の時間帯のチケットで「酒ひろば」へ。翌日、10/13(日)は朝9:10頃に西条駅へ到着して昼過ぎくらいまでいました。酒まつりの公式スタートは10時ですが、その前にやっておきたいことがあります。
そう、それはお酒の神様へのご挨拶!
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「夏子の酒」という漫画をご存じでしょうか?
酒蔵の娘が米作りから最高の酒を造る物語で、私の日本酒沼は昨年の夏子から始まりました。
作中でたびたび登場するのが、酒造りの神様「松尾様」。その神様を祀る神社にいつかお参りしたいと思っていたんです。
西条駅から徒歩数分のところにある御建神社(みたてじんじゃ)の摂末社に、その松尾神社があると聞き迷わず足を運びました。願いが叶ってついにご挨拶を果たしました!
ヨッシャー今日は飲みますよ神様ァ!!
いつか京都の嵐山にある松尾大社にも行ってみたいですが、まずは西条で本日の準備運動完了です。
各酒造イベントが個性あって楽しい
賀茂鶴酒蔵「多彩なイベントにちょっとした蔵見学で木桶を体感」
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行列は苦手なので、先に他の酒蔵を楽しんだ後再訪することにしました。
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スタンディングエリアが豊富です。
日差しが強かったので、もう少し日掛けがほしいところ。しかし、賀茂鶴さんの敷地はとても広い。
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奥の方にすごい人が集まっていて、なんだろうと思ったらイベントでした!
歌を歌ってます。
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2018年のものですが、似たリズムだったからきっとこれです。ハロヲタゆえに歌はリズムで覚える。
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鏡開きをする人は、酒造り唄を見ていた一般の方の挙手制で遠い地域の方から選ばれました。私は「関東から来た!」と主張したけど選抜メンバー落ち。
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樽酒は瓶に入れられたものが無料で振る舞われ、45~50mlくらいカップに入ってます。
樽酒初体験です。すっっごい木の杉?とコメの香りが強くって、ウィスキーみたいに樽の香りが移ってます。この良き香りで飲める。
一日2回このイベントがあり無料です。ぜひお歌を聞いて鏡開きに我こそはと、挙手してみてください。
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職人不足のため、社員で木桶づくりを習って造る取り組み始めたと!
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賀茂鶴さんは、多少見学ができました。
木桶って、すごいな…!
じっくり見るのは今回が初めてでしたが、その存在感に圧倒されます。サイズは直径150cmくらいかな。私の身長よりは低かったけれど、それでも十分にデッカイ。近づいて見ると、その大きさだけじゃなく作りにも驚かされます。
ここ!釘を一切使わずに竹だけで「ギュッ」と締められているんです。どうやってこんなにしっかり固定されてるの?と機能的な側面と美しさにやられます。自然素材だけでこんなに精巧に作れるのか、素敵に受け継がれた技術なくなってほしくないです。
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雄町さんより山田錦さん、デッカイ。
風雨にさらされながらも、あんなに長くて重い穂をつけて倒れないなんて……どれだけ土にしっかり根を張っているんだろう。
生命力、ほんと半端じゃない。
穂先が重くて長い酒米の稲、苦労して育てる光景は「夏子の酒」で履修しました。まんま夏子たちじゃないにしても、ここまで無事に育てるのは簡単じゃないはず。
酒米は食用にはならず、収穫されたあとは丁寧に削られ、多くの工程を経てようやく日本酒に。人間にとっては栄養だと思う部分も「美味しい日本酒にするため」には不要だから削られていくんですよね。
そう考えると、なんて贅沢なんだろうと心がじんわり温かくなります。
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杜氏さんの案内もありますが、事前予約制とのこと。賀茂鶴さんは広くて回りきれてはいないので、来年リベンジです!
白牡丹酒造「大吟醸がキンキンに冷えてやがる...!」
賀茂鶴も西条鶴もまだ開いていない朝10時前から、すでに白牡丹酒造は元気に営業中。ワンコインの100円から日本酒が楽しめて限定酒もあり、お得感。
中でも感動したのが、キンキンに冷えた日本酒をいただけたこと。
特に、大吟醸や純米吟醸などが、まさに「冷えてます!」という状態で出てきて、暑い日の心と体に沁み渡りました。
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こういったイベントでは瓶ごと氷で冷やしているところが多いので、時間が経つとどうしても少しぬるくなることもあります。
それも悪くないですが、暑い日はやっぱり「冷えたやつ」を求めてしまいます。この日はまさにそんな天気で、半袖の人を見かけるほどの陽気。
そんな中、しっかり冷やされた日本酒を口に含める贅沢さよ…!
きっと、温暖化でこんなに10月が暑くなければこんな気持ちにはならなかったでしょうが、最高のタイミングで楽しめる贅沢さがありました。
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10時前でこの賑い!
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見よ、価格別で選べる充実のラインナップ!
とても親切ですよね。
100円から500円まで、幅広い価格帯でお試しできる上、味わいがマッピングされているので、好みに応じて選びやすい仕組みになっています。100円で安く一杯欲しい方には嬉しく、初めての方も安心ですし、私のように「あれこれ試したい派」にも最高でした。特に100円や200円の選択肢の充実は、各酒蔵内では間違いなく一番のラインナップ。
実際、私はテンションが上がって5種類も試飲してしまいました。
中でも心を奪われたのが、酒まつり限定で提供されていた斗瓶取りの大吟醸(500円)!初めて目にした本物の斗瓶には、謎の感動が止まりませんでした。斗瓶に感動とは…?って感じでしょうが、本でしか見たことないんです。蔵見学でもちゃんと見たことないし、絞り方の種類の問題で、日本酒のテストでしかお目にかかれない幻の存在なんですよ、私にとっては斗瓶て。
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いや、マジ以外に何があるってんだ
世の中、マジしかねえんだよ!
初めて本物見ました。これが…!
通常、日本酒は醪(もろみ)を袋に入れて圧力をかけ、搾って清酒を得ます。しかし斗瓶取りでは、袋を吊るし、自然の重力だけで滴り落ちるしずくを集めるという手法がとられます。圧力をかけない分、香り高く繊細で美味しい味わいが引き出される贅沢な絞り方です。
その手間と時間を考えると、通常流通させるのはコスト的にも規模的にも難しいはず。だからこそ、この酒まつり限定で飲めるんです!
本当にラッキー!ヤッター!!!
ここでさらに驚きが。
この斗瓶取りの日本酒、冷やしていることをアピールされていたわけではないのに、飲んでみるとキンッキンに冷えているんです!えっ、斗瓶そのものは冷たそうに見えないのに、どういう仕組み?と不思議に思って裏側を覗き込んでみたら、その構造がまたすごかった…!
斗瓶内のお酒は、細い管を通って水色のバケツに敷き詰められた氷の中を巡回しながら急速に冷やされ、最後にカップに注がれる仕組み。見事な冷却システムが確立されています。素晴らしすぎる!!!!!!!
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これこそ、白牡丹酒造さんがこれまでの酒数々の酒イベントで培ったナレッジの結晶に違いありません。
恐れ入ります。
この装置、どう考えても 「酒飲みのためだけの機械」 ですよね。
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そして、さらにこんな器具まで!
真ん中に氷を入れるスペースがあり、その周囲に日本酒を入れる構造の冷却器具。見た目はシンプルですが、その効果は絶大。カップに注がれた日本酒がしっかり冷え、旨口の美味しさがより引き立っていました。これもまた、酒飲みにとっては最高の体験を提供してくれる仕掛けです。
屋外イベント仕様のアイテムが揃いまくっている白牡丹さん……お強い!
こんな環境で晴れた空の下、キンッキンに冷えた日本酒を飲むのは、本当に贅沢な時間です。勝手に酒まつりの風を感じました。
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こちらは、普段蔵人しか飲めないできたての日本酒をまんま冷凍したもので、溶けたらその味わいが誰でも楽しめるという禁断の酒とのこと。
へーなら一回飲んでみたいなと、お話を聞いてまんまと気持ちがゆらいでしまう。いいことを思いついたので、後でまた寄ることにします。
他にもこんな展示もありました。
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今回、サクサクと酒蔵を飲み歩いてたので中に入ってませんが、次は入って飲食したいです。もう少し寒かったらおでんに熱燗だと最高だな…!最近出汁割りを覚えました。
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仕込み水で使われているそうで、
地元の人も汲みに来ていました
福美人酒造「音楽イベントが充実してて、少しホッとできる」
10/12に西条駅に到着して最初に足を運んだのが福美人酒造。ここにたどり着くまでがすごかった!駅から酒蔵までの道は、人、人、人ので細い道が詰まるレベルで賑わっていて、その熱気に押されながらようやく辿り着きました。
福美人酒造の雰囲気はとてもアットホーム。音楽イベントも開催されていて、なんとなくフリマ感が漂い、どこかホッとできる空間に。でも、そんな賑やかさを楽しんでいた矢先、隅っこのほうで男性が倒れ込むようにして寝ている姿が目に入り………
そして、遠くにうっすら聞こえる「ピーポーピーポー」の音。早くも「これが酒まつりか…ヤベェな」と実感した瞬間です。
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有料試飲のラインナップは少ないですが、マスでお酒が飲めるそう。
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こちらは10/13の写真です。
音楽が聞こえてきて、少しゆったりした気分に。
座席もあるので、ひと休みしながら酒×音楽に浸るのもいいかもしれません。
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こんな狭い路地なのに、ここぞとばかりにガッツリ系メニューの屋台がぎゅっとしてて、いい香りで目を惹きます。福美人さんは中と外の道路も注目してください!
亀鈴酒造「酒まつり限定の酒・お土産・食べ物が集まってる」
以前、立ち飲みの場で隣にいた方が、「西条で亀齢酒造へ行って、キレのあるお酒をたくさん飲んで美味しかった」と教えてくれたことがありました。そのときの話がずっと心に残っていて、ついにその亀齢酒造を訪れる日が来たんです!
ただ、私が飲んだことのある亀齢さんのお酒といえば五段仕込みの純米酒くらい。濃厚で甘めの味わいが印象的だったので、全然違う味わいの日本酒が飲めるかな?と少しドキドキしながらの入場です。
立ち飲みでお隣だったあの方にまた会えたら、ぜひ報告したい。「ついに私も現場へ来ました!」と。
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可愛かったので亀齢グッズを買ってしまいました。
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さて、亀齢酒造でまずいただいたのは、酒まつり限定の 純米吟醸ひやおろし。いい香りがふわっと広がり、ドライな感覚がありつつもまろやかで旨味の詰まった味わいです。おいしい!限定酒として、もう一種類 大吟醸 もありましたが、ひやおろしの魅力にどっぷり浸りました。
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そのほかにも、限定のお酒やお土産、地元の方々が手作りしたお惣菜やご飯が売られていて、まるでお母さんたちのフリマのような温かみを感じる雰囲気が素敵でした。
日本酒好きになって初めての秋、ひやおろしや秋あがりを結構いろいろ飲んでみて思ったのは、熟成したお酒の、旨味が増した「マロ感」が好きってことです。なんとも言えない旨味がいい。「やっぱり秋はひやおろしだな~」と再確認しました。
もう新酒の時期ですけど、来年もひやおろしを探して飲んでゆきます。
亀齢さんのお酒、広島のアンテナショップでもっと探り入れます。
賀茂泉「日本酒×焼き牡蠣…イイに決まってる!」
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中に入ると、レトロな木造感。
いろんな酒器などが飾られています。重厚というか、趣あります!
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ハッピを来て写真を取れる撮影スポットがありました。ぼっちなのでスルーして進みます。
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室内を抜けた先に、広場のように開けた場所があり、立ち飲み食べコーナーに。賑わいがすごい!
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10/13には在庫復活
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賀茂泉酒造の酒まつりは、チケット制。
1,000円で5枚のチケットとグラスがついてきます。なんと9種類ものお酒が楽しめるので、チケットの組み合わせ次第でいろんな味わいを試せる仕組みです。この量と選択肢を考えると、かなり良コスパ!
1枚で飲める「ひやおろし」、「こくん」をいただき、3枚の「皇寿」で5枚使い切りました。
やらしく調べたところ、皇寿は720mlで5,500円、壽は11,000円という高級酒。そんな中、チケット3枚で「皇寿」をいただけるなんて、もう感謝しかありません!飲んでみると、甘くて香りがよく、甘酸味とまろやかさが絶妙に絡み合う、まさに「うんまい」一杯。購入しない限り、なかなか味わえないお酒と出会えました。心からありがとう酒まつり!賀茂鶴さん!感謝しかない!
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10/12の夕方、賀茂鶴酒造の周りは人で溢れかえっていました。
その理由の一つは、名物の「竹酒」の列です。高く伸びた竹の中を通ってきたお酒が竹に取り付けられた蛇口から流れ出し、切られた竹を器にして飲むというなんとも風情あるスタイル。
蛇口からみかんジュースがあるのなら、こちらは竹から日本酒です!
そして、大本の竹内のお酒が少なくなってくると…なのか、定期的に高い場所に登って瓶を逆さまにしてお酒を継ぎ足すという、これまた見事な光景。
この行為そのものが一種のパフォーマンスになっていて、見る人たちを釘付けにしていました。
「竹酒の永久機関か!」とぼっちなので心のなかでツッコミ。見てるだけで圧倒されてしまい、竹酒は飲まなかったので、来年のリベンジ案件かなあ。
賀茂鶴酒造ではお酒だけではなく、食べ物も充実してて屋台がでていました。どれもお酒との相性抜群で、すばらしき屋台選定です。
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背徳の食べ物すぎる…!
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おまけで小さいのも入れてくれました。うれしー!
酒泉館というお酒喫茶では、名物の美酒鍋も食べられるそうです。
美酒鍋て漢字の圧がすごすぎるだろ!
(西条の名物らしい)
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こちらの井戸でも水を汲ませていただきました。豊富な湧水、素晴らしい。来年は別の屋台のグルメモ楽しんでみたいです。
西條鶴「極上のお酒が良心的な価格で飲める」
西條鶴さんのお酒といえば、広島のアンテナショップで飲んだ夏のらららしか経験がありませんが、好きな味わいで気になってました。
今回、他のお酒が楽しめるということで、ワクワクしながら受付へ。ここでは飲みたいお酒の色(ラベル)を伝えてお金を払うスタイル。迷ったものの、選んだのは一番高い青ラベルの純米大吟醸と、白ラベルの無濾過純米酒。
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他も飲みたかったけど、ぼっちで3種類以上持つのは無理そうだったので断念。今思えば、2周目すればよかったかも。
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2オンスカップでいただきます。
まず青ラベルの「神髄」をいただいたのですが、これが本当に上品で美しい味わい。飲むたびに「きれい」という言葉が頭に浮かぶ、そんなお酒です。そして、白ラベルもまた上品ながら甘さが絶妙で「これ、好きなやつだ!」と心の中で叫びました。
今回飲んだお酒たちのおかげで、西條鶴さんが私の中で一気に好みのお酒リストに入りました。
広島のアンテナショップで飲み比べセットに入ってたあったら、絶対選ぼうと思います。
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値段見てビビりましたよね…エッ!?!?!
500mlで3,300円なんて、こんな高級酒を一杯500円でいいんですか?
飲めんの?ありがたい!
ありがたすぎて震えます。
酒まつりの特別感、ここに極まれり!!!
他と大きく価格差を出さないようにした結果かもしれませんが、これ、価格バグってます。価格だけなら賀茂泉さんの皇寿と同等で、あっちは200円チケット3枚だから600円。こちらの方が100円もお得で素晴らしいコスパです。もしかして、酒まつり内でも最高にコスパいい一杯かもしれません。
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ホントにどこでも井戸がある。
ペットボトルの水を追加購入する必要なく、なくなってきたら井戸から汲むを何度か繰り返しました。水買わなくていいって最高ですね。
金光酒造「有料試飲&購入可能」
酒蔵とは別の隙間に出店?されていました。
6種類くらい60ml300円から飲めてお酒が買えます。朝イチだったんで、近くできじナベ食べてから1杯だけ有料試飲させていただきました。
初めて飲んだ賀茂金秀さん、結構後味苦いかなって思ってたけど飲み進めると慣れてきたのか、感じなくなりました。
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後に関東へ戻ってから飲んだ賀茂金秀「するする優しいお燗酒」は、穏やかに旨味が膨らんで、汁物と相性いい感じでした。
酸味が控えめに後味に感じて美味しかったです!
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余談:トイレ難民になるのでは問題
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トイレは仮設設置のものと事務局にあるトイレは比較的空いていたので、問題なかったです。時間帯によるかもしれません。
ただ、仮設トイレって、お年を重ねると嫌かもしれません。私は野外フェスだと仮設トイレが普通なので慣れたというか、あんまり嫌じゃないので気になりませんでした。
アルコールは利尿作用がございますので、危険になる前にトイレへ行きましょう。ちなみに酒蔵にあるトイレは、朝イチなら空いてたけど、その後は…そもそも、多くの人が来た時を想定されていない作りなので、期待しないほうがいいです。
余談:手荷物預かり場所あるのか問題
駅のコインロッカーもありますが、駅前の岡村商店さんという酒屋で荷物預かりサービスしてました。時間は夕方までですが、1回500円なので活用してもいいかもしれません。
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全国の地酒を堪能!「酒ひろば」体験するも…
「酒ひろば」では、全国各地の地酒を楽しめました。2時間半の入れ替え制でチケットが販売されており、前売りだと3,300円でした。
このチケットにはおちょことおつまみが付いてて、2時間内なら無制限にお酒をついでもらえる仕組み。
今年になって何個目のおちょこでしょうか…家に酒イベントおちょこが増えていく。
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イベントを快適に楽しむためには、場所の確保が大事です。
特にぼっち参加の場合、自分のスペースがあるだけでずいぶん楽になります。私は17時の開場とともに、少し奥の方の人気がなさそうな机にパンフレットと、もらったおつまみを置いて自分の立ち飲みスペースを確保。戻ってきた時にはグループ客に侵食されてしまいましたが、そんなに気になりません。
元はただの公園が会場で机の数は十分ではなく、すぐに満席状態に。気になるお酒を見つけてはついでもらい何種類か試して、おつまみを食べる時に机に戻るを繰り返すスタイルで挑みました。
結果、約1時間で10種類ほど堪能。
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地方、都道府県ごとに分かれてて、参加している酒蔵の銘柄を一種類ずつ試せます。
ラインナップの中心は純米や純米吟醸で、純米大吟醸クラスは少なめ。それでも、好きな銘柄である高知の「桂月」と福井の「梵」が純米大吟醸を提供していたので、真っ先にいただきました。
やっぱり美味しい!好き!
一方で、人気銘柄は早めに売り切れてしまうこともあるようで、17:30頃に行ったら、山口県の「雁木」が完売。
またどこかで飲める機会があるでしょう。
トイレ問題ですが、公園の通常トイレが空いてて特に不便は感じませんでした。一応仮説トイレも有ります。ただ、会場へ行く前にどこか入っておいたほうが無難と思いますね。
各地域のテントがメンカラみたく違う様子↓
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会場の雰囲気は楽しかったのですが、全体的に「長く楽しむ」というよりは「さっと飲んで切り上げる」が気分でした。この日は空港から直行し、15時ごろから歩き回っていたこともあり、明日朝からまた西条に来るので今日はもういいかなと思えたのが本音です。
さらに、酒蔵巡りや街の屋台のほうが魅力的に感じられ、思ったほど興奮できず…全体的には楽しめた酒ひろばですが、正直に言うと「つまらない」と感じた部分もありました。
その理由は、日本酒の提供スタイルです。
会場では、お酒をついでもらう際、番号で希望のお酒を伝える形式が採用されていました。しかし、実際につがれる日本酒の瓶には、番号札がかかっているだけ。ラベルが一切見えない「ラベルレス」の状態でした。
環境への配慮かもしれませんが、日本酒好きとしては、ラベルデザインも大きな楽しみのひとつ。それが見られないのは、正直がっかりでした。
銘柄を知っていてもラベルの美しさにワクワクする派としては、この「味だけに集中してくださいよ!」と言わんばかりの提供スタイルには物足りなさがあり、「この銘柄、こんなにかっこいいラベルなんだ!」と発見する楽しさがないのは、日本酒イベントとしてちょっと寂しいものがありました。
だから、立ち飲みや角打ちで、日本酒の瓶がズラッと並んでるのを見ながら飲むのが好きなんですよね。冷蔵ケース見ててワクワクするもん。
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全国各地のお酒を気軽に楽しめるのはすごく魅力的で、いろんな種類をたくさん飲めて仲間とワイワイできればいいという人には合ってると思います!
ただし、混雑やタイミングによっては試せる種類に限りが出る場合もありそうです。来年は、酒ひろばはいいかなって思ってます。
酒蔵や街の屋台をもっと楽しみ尽くしたい所存。
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その他グルメ・お酒
牡蠣の酒蒸し
広島来たら牡蠣でしょう?
ということでまた食べます。酒蒸し…いいです!
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きじナベ
興味のみで食べてみます。
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肉がにたどり着くまでが長すぎて、きじ…どこ?って感じではあります。優しげな味付けですが塩分はしっかりあって、醤油ベースの味わい。
きじ肉、旨味は出しとして出尽くした後っていう味がするものの、噛み応えがあるけど硬すぎなくて、ほどよく油も残ってました。
酒屋さんの飲み比べ
酒屋さんが広島のお酒、一杯いかがですかーって出していました。
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2オンスカップだと思いきや、なんと 3オンスカップ に惜しげもなく注いでくれるではありませんか!
目測80mlくらいは入ってる……いやいやいや、ここでも 価格バグっていやがる! 3オンスカップかよっ!
このボリューム、どう考えてもお得すぎる。
ありがとうございます、まじで。
驚きのあまり「これ、価格大丈夫ですか?安すぎじゃないですか?」と尋ねてみたら、笑顔で「そうなんですよ~大変です!」と返されました。
えっ……? 好き!!!
2日間、この酒屋さんで一杯ずつ飲みました。
3オンスカップはボリューミーだけど、コスパ考えたら素晴らしすぎますね。来年またこの酒屋さん寄りたいです。だって、東京の立ち飲みで純米吟醸を400円で80mlも注いでもらえるなんて、ちょっと考えられないです。
ニヤニヤしちゃいますね。
3杯500円で純米酒の飲み比べってお安い
こちらは広島の酒飲み比べ屋台です。
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自分で選べる3種類っていうのがいいですね。
道端で行儀悪いんですけど、自分も座り込んで飲んでしまいました。
西條鶴さんやはり好みです。へへ、うま。
その他写真
とにかく人が多く見えるかもしれないですけど、物販はそんなに並ばず購入はできます。
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白牡丹さんで凍った日本酒を買って、その後広島市内へ戻り、広島城を見ながら飲みました。
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西条以外にももろもろ観光して広島を楽しんできました。広島駅や広島空港でも日本酒飲めてイイ。
では来年、浮かれた街でヤベェ祭りを体感して一緒に乾杯しましょう!
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