食べてみて驚いた!~アップルパイと林檎パイの違い~
病気療養中のmominです。先日,家族5人で墓参りに行ったときに買い求めたアップルパイについてお話します。とはいえ甘いものが苦手な私。それでも家族に楽しい思いをさせたくて,店を探して買い求めたのです。場所は青森市です。
NOTEでも紹介されていましたアンジェリックのアップルパイです(写真左)。 車で15分,堤川をさかのぼったところにあります。本店は弘前市にあります。調べてみたのですが青森市ではこの店しか販売されていないようでした。
四角いパイの中央の,林檎ジャムが敷かれた上に川が向かれた薄切りの白いリンゴがきれいに並べられています。
私のイメージのアップルパイは,パイにリンゴが包まれたものでしたが,今やその概念が崩れ,パイも時代に応じた進化を遂げていることを実感させられました。
フォークで縦に切って食べてみました。薄切りのリンゴは巣凝り切りにくかったです。食べてみると柔らかいのですが腰がある,シロップ漬けではない食感です。
さらに,林檎の持つ酸味が感じられるのです。これは感動でした。
下に隠れたジャムは程よい甘さでしつこくなく、パイに一緒に口の中でリンゴの酸味を引き立てるように広がっていくのです。
これは私の思い込みですが,これに使われているリンゴは紅玉ではないかと思っています。この種にリンゴは生では酸味が強すぎますが,アップルパイには最も適している種類で,使っている洋菓子店も今では限られているようです。
まさに,アップルパイの王道を行く一品と思いました。
次は情報誌にも掲載されている「赤いリンゴ」の林檎パイです。このパイは,善知鳥神社近くの店で販売されていますが,偶然アスパム内のアップルパイの店で見つけ,おもわず購入したものです。
私が気になったのは,なぜ「アップルパイ」ではなく「林檎パイ」という名称なのかということです。
これも四角いパイになかに,皮をむかれたシロップ漬けと思われる林檎の角切りがどっさり置かれていました。
調べたところ,林檎の品種はふじということです。生では身が柔らかく甘みが強い品種です。
その角切りりんごを一口食べてみました。思ったより甘さを抑えてあって,シャリシャリした食感がリンゴのうまさを引き立てています。
また,パイと一緒に食べると,パイのバターの風味が一緒になって口の中に広がります。
感動の一瞬。このパイにはシナモンが使われていないのです。それで林檎そのもののうまさを引き立たせているような気がしました。
それで,敢えて「林檎パイ」と銘打っているのではないでしょうか。数あるアップルパイの中でも,ぜひ味わっていただきたい一品です。
家族にどちらがおいしいか聞いてみました。娘は林檎パイ,息子と奥さんはアップルパイだそうです。
私ですか?甘いものが苦手な私。どっちも甲乙つけがたいのですが,コーヒーを飲みながらアップルパイを食したい。ミルクティーだと林檎パイかな,なんて思っています。
なお,賞味期限ですが,アンジェリックのパイは当日限り,赤いリンゴのパイは発売日を含め2日間です。おそらくパイ生地のパリパリ感や使用しているリンゴの火の通し加減の関係と思われます。
青森を訪れる際にはぜひお召し上がりください。まだまだおいしいパイがたくさんありますよ!