【梅園魚品図正】(10)目張(めばる)/金頭(かながしら)
目張
■ [■は魚+先+先+白]
目張 通称
目大なる故名く。黒赤二種あり。小なるは四五寸、大なるは一尺二三寸。類數あり。皆形状 異れり。
眼張の子を 鳴子と云。醢とす。藝州浦刈の産を佳品とす。食すれば口中になる故に鳴子と云。
※ 「藝州」は、安芸国。
金頭
鯄
金頭 国俗『大和本草』
火魚 『寧波府志』
鯄、魴鮄は一類二物。魴鮄は無鱗に而皮にれにせん也。文あり。鯄は、鱗多く形ち異り、味 ホウボウにをとれり。
『料理綱目』に、方頭魚、又、鯄とす。方頭魚はアマダイ也。比者とするは非也。
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筆者注 『梅園魚品図正』は、江戸時代後期の博物家、毛利梅園による魚図鑑です。説明文書は漢文体が中心でのためパソコンで表示できない漢字が多く、漢文の返り点と送りがあります。読みやすさを考え、パソコンで表示できない漢字は □ とし、名称の場合はできるだけ [■は〇+〇] の形で示すようにしました。
また、漢文の返り点と送りはカタカナと漢数字、振り仮名と送り仮名はひらがなで記載しています。
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【梅園魚品図正】文献まとめ
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