京都3泊4日の旅② 2日目 ~北の政所ねねの愛に溢れた美しい庭園 高台寺・圓徳院から建仁寺へ 締めくくりは純喫茶フランソア喫茶室の絶品プリン~
9月上旬の3泊4日の京都旅、前回のnoteに続いて2日目の訪問先を記します。
子どもの受験に随行し、待ち時間にしっかり観光を満喫した母の徒然紀行です。
初日にすっかり京都の庭園に魅了された私は、50歳にして和風庭園や禅の世界をもっと感じたくなり、2日目は美しい庭園巡りをテーマに決めました。
海外の方々の夏休みと重なり、京都は物凄く混雑していたので、朝イチから動くのが肝心です。子どもを受験会場に送り、その足で向かったのは…。
八坂神社
祇園祭で有名な神社で、全国八坂神社の総本社。「祇園さん」と親しまれ、主に商売繁昌のご利益で知られます。9時にはすでに混み始めていました。朝の晴れた空に朱色が鮮やかに映え、清々しいお社の佇まいでした。
美容の神様を祀り、写真右側にある美容水を肌につけている女性がいたので、私も頬につけてみました。身も心も綺麗になるという言い伝えがあることを知らず、欲深くもシミが減りますようにと祈ってしまいました。肝心なのは心なんですね。心のシミ、自分で薄くするよう努めます、はい。
高台寺
豊臣秀吉を弔うために、正室の北の政所ねねが創建したお寺で、豪華で厳かな空気に包まれます。桃山時代の庭園に立つ貴重なひととき、歴史に疎い私でさえワクワクしながらそこに暫く佇みました。お二人の絆を思うと、不思議と心が温かくなります。
夫亡き後もこんなに素敵な庭園で想い続けたいにしえのねね。その一途な愛に感服しながら、一方、今の自分は子育てに追われてパパを二の次扱いしているこの頃を反省。この旅初めて、夫婦円満を祈りました。
相手を想う立派な庭園は作れませんが、お互い元気なうちに思いやりのある接し方を積み重ねたいものです。
ねねが晩年、秀吉に想いを馳せて月を眺めたと伝えられているそうです。
圓徳院
高台寺のすぐ近くにあり、北の政所が余生を過ごした場所です。こちらから毎日、高台寺に通い続けたそうです。
2人が共に過ごした伏見城の遺構が移築された貴重な建物と庭園は、安土桃山時代の華やかな雰囲気を伝えます。
歴史的な魅力も圧巻ですが、ねねの秀吉への深い愛情にまたも感動しました。
秀吉が大切にしていた、大黒天、毘沙門天、弁財天のお顔を持っている強力でありがたい福の神です。恥ずかしながら今回初めて知りました。
京都は歴史のロマンに溢れています。
建仁寺
京都最古の禅寺です。「風神雷神図屏風」を見たくてお参りしました。
こちらは中心部の祇園にあるので、広く大きな境内にたくさんの観光客が訪れていました。
暑さに体調を崩しそうになり、広大な敷地をすべて見ることはできませんでしたが、いつかまたゆっくり訪れたいと思います。
フランソア喫茶室
京都に行ったら訪れてみたいと憧れていた老舗喫茶店。建仁寺から人混みをかき分けて徒歩で向かいました。祇園からほど近く、鴨川を渡った四条河原にあります。橋は大変混雑していました。
建物はレトロな風格がとても素敵な表情で、暑くてたまらないのに、うっとりと眺めてしまいました。
1934年創業、登録有形文化財となっています。
バロック様式の店内で案内されたのは、奇跡的に窓辺の席!素敵なステンドグラスを眺めながらの至福の時。最高の思い出に感謝しながら、
アイスティーと、特製プリンを注文しました。
自家製のオレンジコンフィとホイップクリーム、ほろ苦いカラメルソースが美味しくて、京都に来たらまた是非寄りたいと思います。
熱中症になりかけたので、ここでホテルに帰り夕方の子どものお迎えまで涼みました。
9月上旬の京都は暑さが堪えます。また、海外の方々の夏休みに重なる混雑のため、バスは時間通りには来なかったりするので、スケジュールに余裕を持たないと焦ります。
ゆったりとしたプランで移動することをお薦めします。くれぐれも歩き過ぎにはご注意を。
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