読書 パーカー・パイン登場
アガサ・クリスティ 著
乾信一郎 訳
早川書房
1934年刊行
短編集
アガサ・クリスティ作品といえば、エルキュール・ポアロ、ミス・マープルが特に有名ですが、もっともユーモラスな存在として描かれている登場人物がパーカー・パインです。
某官庁の統計の仕事を辞職し、ロンドンのリッチモンド街に人生相談所を開設した中年男性。
度の強い眼鏡をかけ、立派な体型で、つい相談したくなるような雰囲気が。
「人生には5種類の主な不幸がある」と考え、
「それらすべてが論理的に解決できる」という統計理論を持っております。
「あなたは幸せ? でないならば、パーカー・パイン氏に相談を」
という新聞広告を見て、パーカー・パイン氏の相談所を訪れる依頼人。
問題を解決するため、魅力的な所員達が大活躍します。
短編集「パーカー・パイン登場」以外に、パーカー・パイン氏が登場する短編は下記の2作品です。
・レガッタ・デーの事件
・ポリェンサ海岸の事件
いずれも短編集「黄色いアイリス」に収録。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。
連休中も、どうぞお元気でお過ごし下さい。
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