【継続のコツ】大人の英語学習『これだけは!』メニューの決め方
こんにちは!
英語コーチ/翻訳者のMariです。
先日、忙しいとき、疲れているときのために「これだけはやる!」というメニューを決めておきましょうという記事を書きました。「これだけは!」メニューを決めることでこんなメリットがあるよ、ということも書いたのでよかったら読んでみてください。
今日は、そのメニューの決め方を具体的に説明します。ちなみに私は最近TEDのシャドーイングを「これだけは!」メニューにしているんですが、それを例に取り上げますね。
ポイントは3つ。
①どうしても続けたいけれど、後回しにしがちなものを選ぶ
忙しいとき、疲れているとき用のメニューなので、自分が取り組みやすいものをやるというのもひとつの考え方なのですが、私はあえて、強化したいけれどつい後回しにしてしまうものを選ぶことをおすすめします。
なぜなら、つい後回しにしているもの、つまり苦手意識があるものほど、一度離れると再開するのが難しいから。そして、離れてしまったときの挫折感が大きくなりがちだからです。
たとえば、私はどちらかというと声に出すトレーニングを後回しにしがちです。文字情報を扱うことが多い翻訳という仕事をしているからというのもありますが、特に学び直しはじめのころは発音にコンプレックスがあり、ついつい避けていました。今も、疲れていると声に出すトレーニングは面倒だなと思うことがあります。
でも、今の私にはスピーキング能力をもっと鍛えたいという気持ちがあるので、声に出すトレーニングは欠かせません。だからシャドーイングを「これだけは!」メニューにしています。
力を入れたいと思っているけれど後回しにしてしまう学習メニューは、単語だったり、文法だったり、人それぞれだと思います。自分の場合は何か、ぜひ考えてみてください。そして、忙しい中でもそれを習慣化できたらどんな気持ちになるか、できたときのことも想像してみてくださいね。
②取り組みやすい分量にする
①で後回しにしがちなものを選んでいるからこそ、分量は取り組みやすいものにしておきましょう。ここで欲張っていつもどおりの分量にすると、とりかかりにくくなってしまいます。
私の場合、取り組んでいるTEDのスピーチが全体で5~6分くらいだとしても、1回分の量を30秒から1分くらいのキリのいいところで小さく区切っています。それくらいなら取りかかる心理的ハードルも低くなります。疲れているとはいえ、一旦始めたら30秒でやめることはまずないので、同じところを繰り返すのですが、こんなふうに少量を繰り返すことで定着率がよくなります。
時間やエネルギーが足りないときだからこそ、少量を確実にやる。やっている分量や時間は少ないように見えますが、それはそれで効果が得られます。
最大のポイントは欲張らないこと。①で決めたメニューについて、疲れていてもこれくらいは確実にできるな、という分量を考えてみてください。
③比較的元気で時間のあるときにあらかじめ決めておく
この「あらかじめ」というのがいちばん大事かもしれません。
「いつもどおりできない!」と気づいたときに行き当たりばったりで量を減らすと、どうしても「サボった」感が残ります。
だから、あらかじめ決めておくんです。そうすると、いつもよりできることは少なくても「サボった」感ではなく、決めたことを達成できたという気持ちが残ります。
自分に甘すぎるんじゃない?
ただの気の持ちようじゃん?
って思います?
でも、そんな小さな達成感を積み上げるか、それともモヤモヤをためていくかで、継続できるかどうかが変わってくるんです。
私はめちゃくちゃ体力があるわけでも、意志が強いわけでもありません。だからこそ、何かを長く続けていくためには自分専用の仕組み作りが大事だと思っています。
それに、忙しかったり、疲れていたりしても、やっぱりやりたいことってあるんですよ。本当にやりたいと思っているから、本気で頑張ろうと思っているから、計画どおりできないのが悔しいし、モヤモヤするんです。
そんな素敵な気持ちを持っているのに、ちょっと計画どおりできなかったからって自分を責めたり、諦めたりしたくないし、同じようにがんばっている方にもそうなってほしくありません。
そんな方に向けて、これからも発信を続けられたらいいなと思っています。
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英語の基礎(=文法・発音・基本語彙)に救われた経験をもとに、基礎を味方につけるコーチングを提供しています。
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