冬乃くじ『星降り』二次創作俳句連作『南天の星』
『南天の星』田中目八
星月夜ふたりの位置の變はりゆく
流星や二人で步むまでの時閒
ささやかなこと結あげて氷の蠶
しろいきにそつとわかちあふ痛み
燈臺のやうに伸ぶ手や冬の蝶
實南天知らぬきみの手知り初めぬ
ふゆの大三角兩手つなげば四角
着膨れやきみの影響隱しゐる
吿白の埋もれてマフラー外しけり
大袈裟な君受けとめるコートかな
●冬乃くじ『星降り』は以下より
『南天の星』田中目八
星月夜ふたりの位置の變はりゆく
流星や二人で步むまでの時閒
ささやかなこと結あげて氷の蠶
しろいきにそつとわかちあふ痛み
燈臺のやうに伸ぶ手や冬の蝶
實南天知らぬきみの手知り初めぬ
ふゆの大三角兩手つなげば四角
着膨れやきみの影響隱しゐる
吿白の埋もれてマフラー外しけり
大袈裟な君受けとめるコートかな
●冬乃くじ『星降り』は以下より