私がスキしたあなたへ
誰も見てないし!と思い切って始めたNoteだが、通り過ぎる人が置き土産的にスキを残してくれると、やはり嬉しい。
アカウントを作ってから14日、私もNoteを散歩するようになり、たくさんの人の言葉を受け取った。
めちゃくちゃたくさん読んだので、昨日、押したスキが100を超えたとお知らせがきた。
スキしていない記事はスキした記事の倍はあろうか。とにかくめちゃくちゃ読んでおり、楽しかったので、もうKindleを解約してもいいのではと思い始めている。
ただ、手当たり次第にスキをしているスキスキジプシーだと思われるのは、とても悲しいので、この場を借りてお伝えしたいことを書く。
また、たまたま通りかかった人が読むと、オマエからスキされてねーしとなるのでご了承いただきたい。スキされてねーのに乗りかかった船でお付き合いいただける方は、後日高確率で読みにいくので、痕跡を残しておいてもらえると嬉しい。
私からスキされて、今この記事を読んでくれているあなたへ
私は、あなたの記事を最後まで、夢中で読みました。
そしてあなたの記事を読んだあと
・めちゃくちゃ驚いたり
・首がもげるほどうなずいたり
・なんでやねんとつっこんだり
・メモりすぎて手が黒くなったり
・じんわり、しんみり空を眺めてみたくなったり
・一度しか押せないスキを連打したくなったり
・実際に連打したらスキが消えてしまい慌ててもう一度押したり
・ひらめきをもらったり
・息子に優しくできたり
・ハイタッチしたくなって1人で空振りしたり
・ハグしたくなって自分を抱きしめたり
・選挙カーを乗っ取って応援したくなったり
・新しい視点で物事を見る方法を教わったり
・隣に座っている人が二度見するくらいニヤニヤしたり
・考えすぎてスマホを置き忘れたり
・興奮して寝不足になったり
・募金先を探したり
・年甲斐もなく夢を見たり
・夢をスッキリと手放したり
・開かずの引き出しを片付けたり
・エレベーターの開ボタンを押したり
・遠い外国に想いを馳せたり
・明日も書こうと思ったり
しました。
コメントを残していなくても、読了するたびに「ありがとうございました。◯◯(感想)でした」と思いながらページを閉じています。
今もNoteを書き続けている方へ
更新記録を更新中(日本語)の方、超尊敬します。
中断した時期があったとしても、何年も続けておられる方がたくさんいて、尊敬のあまり足を向けて寝られない方角がありすぎです。
もう立って寝るか、三点倒立して寝るかしかありません。
根性なしで飽き性な私がNoteから去っていく日はそう遠くない気もしますが、草葉の陰からずっと応援しています!
今はNoteをお休み中の方へ
通り過ぎたNoteの中には、更新が途切れてしまったものも多くありました。
けれど過去にあなたが残した言葉は、今の私に上記いずれかの情動を与えてくれました。
書くことは安らぎと苦しみを同時に味わいます。
何度も書き直し、自信をなくし、それでも書きあげた言葉を、誰かの役に立ちますようにと送り出したのに、誰からも反応がない日が続くのは、どれほど苦しいことでしょう。
私は自分のために記事を書くという名目で、あなたが何度も打ちのめされ、立ち上がり、立ち去った戦場から逃げました。
そんな臆病で、言い訳を錦旗のように立てている私でも、やはり反応が気になってアクセス数を見てみたりするのです。
誰かに伝えたい想い100%で書いた記事、私で言えばこの記事に、誰からの反応もなかったら、馬鹿にされたらと考えると、公開ボタンを押す手が震えます。
何度もその恐怖に立ち向かったあなたが、もしまた戻ってくることがあったなら、私と一緒に逃げて逃げて、一緒に言葉を綴りませんか?
今度は、あなた自身のために。
あなたの言葉はあなたにしか書けません。
どこかのサイトでお金をもらってhow to記事を書く場合には、個性が不要なケースもあるでしょう。
けれど、依頼されて書くものでなければ、Noteであれば、どうでしょうか。
単語の並びだけじゃなく、文末の一文字、助詞の選択ひとつひとつも、あなたにしか出せない言葉です。
もしもまだ書きたい気持ちがあるのなら、書くことをやめないでいてほしいのです。
そしていつかNoteを戦場ではなく、井戸端会議の場所に変えてやりましょう!
もし、私がNoteを更新しなくなったとしても、私はどこかで書いています。
だからあなたも、Noteでなくとも、書き続けてほしいのです。
ここまで読んでいただいた皆様へ
よく、誰にも届かない言葉はないも同じだという論説を耳にします。
けれど私は、誰にも届かない言葉があってもいいと思っています。
渡せずに、机の中へしまったラブレターに意味はないのでしょうか。
掘り出されることなく放置されたタイムカプセルは、本当に無意味なのでしょうか。
私は、渡せずに持っている言葉にも、自分ですら忘れてしまった言葉でも、意味はあるのだと思いたい。
たとえ届けたい相手に届かなくても、言葉はあなたの一部になり、地層のように折り重なっていくのだと信じています。
私がスキしたNoteの言葉は地表でしかありません。何度も手を入れ、読みやすくなるよう工夫をし、消しては書いたその地層に想いを馳せて、本日のNoteを締めくくりたいと思います。
以上