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しっぱい…?
実家に帰りました。
11時過ぎにこちらを出発。(外に干していたシーツとタオルケットが気になったので(苦笑))帰宅は急いだけれど、それでも16時過ぎくらい? 片道やっぱり2時間弱かなぁ?
難病の老父は今日はこないだに比べるとちょっとは元気そうに見えた。
午前中がリハビリだったようで、
「もうしんどい」
「止めたい」
「やっても意味がない」
などと弱音を吐くのを母が明るくなだめていた。
以前は毎日やたらと「歩き」、やたらと「筋トレ」をし、「登山」や「鮎釣り」を趣味としてた父。壁に掛かった鮎釣りの写真を指差し、
「3年前まではああやって鮎釣りにも行けてたんやけどな」
と言う。「そっかぁ、あれは3年前の写真かぁ」、「そこが難病の難病たる所以だよなぁ」と妙なところで感心をしてしまう。
前に訪ねたときは、「1日の3分の2は寝てる」と言っていた父だが、今はちゃんと「規則正しい生活」を過ごしているのらしい。そんな話を聞くと、私なんぞが自死を選ぶことなぞ出来そうもない。
実家へは途中の「道の駅」で、キュウリ、トマト、ナスビ、タマゴ、柚子味噌などを買って帰った(キュウリ、プチトマト、葱味噌は私用にも♪)。あと、熊谷守一の本(『蒼蠅』)と安野光雅の文庫本『絵のある自伝』を持って行く。
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私が安野光雅さんの本に触れたのは、母が買ってくれた『ABCの本』か『あいうえおの本』が最初だったのではないかと思う。その頁にさりげなく栞を挟んでおく(息子にもその本は買い与えた。)。
*****
何度も体調のことを訊かれるので、言うべきかどうかずっと悩んでいたのだが、「うつ入り口」の話をしてしまう。そのことについては、今は、後悔しかない。話すべきじゃなかった。ただただ、無用に心配ばかりをさせてしまった…。
「『親の介護をしなければいけないから』と言って転勤希望を出せばいい」と父に言われる。ああ、なるほどね。
「仕事なんて辞めてもいいのよ」
という母に対しては、
「経済的な基盤がないとな」
ともっともなことを言う父。はいはい、そうね。
こういう会話がしんどい…。
*****
父が何度も**の私の「家」のことを訊くので、
「**のことは気にしないでくれ。何も言わないでくれ。」
とキッパリ伝えておく。父はなんぞ、「妻」か、あるいは「妻」の実家へか言ったようなので…。(前に「妻」からそのことを電話でチラッと言われたが、「今の、気になるよね。ごめん。忘れて。」と言われた…。(どんな感情なのか、でも、多少笑いの混じったような声で。))
*****
土曜日の、心療内科のドクターからの幾つかの「お願い」の話をした後、母から、
「今も花を生けてるの?」
と訊かれる。
「いいや。」
「じゃあ、やって。お願い」
と言われ、帰り、スーパーで。
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帰り道はNHKーFMで「ユーミン三昧」。9時間の特番。
必ずしもユーミンファンじゃないんだけれど、それでも面白くて目(耳)が離せない。