【読書記録】ファーストラヴ
数年前「ナラタージュ」がとても好きでよく読んでいた島本理生。
珍しくサスペンスだと聞いていたので楽しみだった本です!
あらすじ
主人公の由紀は臨床心理士。
父親を殺害したとして逮捕されたアナウンサー死亡の女子大生・環菜のノンフィクションを執筆することになる。
義理の弟で弁護士の迦葉(かしょう)と共に事件の真相を探るが、次第に環菜の過去が明らかになっていく。
感想
みんなが過去に辛い思いを抱えていて、それが気になってどんどん読み進めた。
環菜も、迦葉もそして由紀自身も。
とてもしんどい過去なんだけれども、この一文に救われる。
辛い過去と向き合い、自分の感情と向き合うことで人は強くなれるんだろうか。
ところでタイトルの「ファーストラヴ」とは誰の初恋を指しているんだろう。
一見すると由紀と迦葉のようにも思うけれど、ちょっと違う気もしていて。
もっとよく読み込まないといけないな。