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末期転移癌 余命2年からの生還 起業家に捧げる書 (読書紹介依頼案件:著:としぶろぐ  異星人のツイート)【依頼案件の読書紹介をやってみたゾ】

フォローフォロワー関係させていただいているとしぶろぐさんから、著書の読書紹介をやってほしいと頼まれました。
休日まで予定で埋まっていたので当初はお断りする予定でしたが、期限未定ならちょっとずつ読めるかもと思って、なんとかダウンロードに成功。

(↑↑ 投稿時点で無料ダウンロードできるようです)

そうしたらすぐ読み終わりました。
短かった。
うん、そんなに気構えなくて良かったかな。

ちなみに対価はもらっていません。
なので正直に言います。

うん、自費出版によくある感じの本ですね。
自費出版と言っても研究書の体裁を整えている本もありますが、
(自費出版でなかったらごめんなさい)
これはブログに載せてそれを読ませてもらった方が良いかなと思います。
キンドルって割とめんどくさいし。
電子書籍って使いにくいんですよね。
ネットから直に読んだ方がいいかな。と思いました。
そんなに長くないし。

まずとしぶろぐさんの紹介から。

Noteのページはこんな感じで、
本業は宇宙電子機器の生産会社。
末期がんからの回復経験あり。
趣味は宇宙人。

特にゼカリア・シッチンの話が出てきます。
惑星ニビルとかアヌンナキとかの話ですね。

しかし、宇宙人ネタと、がん闘病記ネタを、混ぜない方がいいです。
混ぜるにしても、かなりの注意が必要です。
小説形態だったらどうにでもできるんですが。

(私は宇宙人の話は、世間で言われてるような話はあまり信じてはいません。仮に何かあったとしても、私が知ることはないでしょう)

また闘病記の方も、いわゆる民間療法の話が入っております。
それがメインですね。
民間療法と聞くと、医療関係者はそろいもそろって渋い顔をします。

それはもう。
素人が「竹槍と根性があれば、アメリカ軍なんて一蹴できる!」
なんて意見を吐いたときに海軍航空隊の将校が「ソウデスネー」と、誰も登らない山の地蔵にでもなったつもりでやり過ごそうとしているときの気持ちを想像していただければ。
うーん、無理か。
比喩がわかりにくすぎる。

とにかく。プロとして勉強してきた身からすると、
勉強してない素人の意見は聞くに堪えないことが多いらしくて、もうそれだけで目を背けたくなってしまいたい、そう思うのは否めない点があります。
私も得意分野においてはそうです。

しかし。本当にごくまれに民間療法の中に隠れた真実が眠っていて、
実際にそれが発掘されて医療として本物になってしまうこともあります。

オーストリアの医師、センメルヴェイス・イグナーツ博士の消毒法の発明。

今では信じられませんが、消毒法はしばらくの間、医学では全否定されていました。
医学的根拠がないというわけです。当時の話です。
センメルヴェイス博士は死後にようやく認められます。

丸山ワクチン。

さんさん根拠ないと言われながら、
理論的背景が解明されたため、オブジーボ(ニボルマブ)と呼ばれる同種の薬剤が開発されました。
結果として丸山ワクチンも復活。
当時の治療効果の中途半端さは、薬の製造方法が不良であったため。
製造方法を改良するとほぼ成分を安定させることができるようになったので、理論通りの数値が出せるようになったとか。

丸山ワクチンは、さらにその前に「コーシーの針」とかいう、医療都市伝説から始まっています。
いわく、BCGを腫瘍に注射すると腫瘍が縮小するという・・・
うさんくさい話ですよねえ。
でも医学的背景が解明された今、これはもう都市伝説ではありません。
ガンワクチン療法、免疫誘導療法はすでに標準療法に含まれてしまっています。保険も出ます。

さらには、
映画「ロレンツォのオイル」の話。

実話です。
実はこれと似たような話で、あずみのさんというnote作者の方がおられます。

どちらも、お子さんの治療のため、医学界の常識とかを無視して探求したら、かなり面白そうなものが見つかるという、医学界あるあるエピソードです。
あずみのさんがんばってください。

そういえば以前に紹介した、小児がんを治療しようとして世界最初の抗がん剤使用に踏み切るファーバー医師の物語も、当初はほとんどの医師から反発されていました。
ガンを薬剤で治療するなど不可能、というのが医学常識だったのです。

だから、民間療法を全否定はしません。
しかしアミノグダリンについては、としぶろぐさんの書かれていることは、おそらく40年ぐらい前の話のようです。
現時点ではアミノグダリンは「期待させてくれたけど結論として役に立たなかった。それどころか害がある」という扱いです。

まあ、薬として使えるものは、必ず毒でもあるものなので、毒があることは悪いことではありません。ことわざにもある通り、毒にも薬にもならないやつよりはマシです。

おそらくは、もっとご自身の闘病体験を「体験記」として書かれた方が、世間にはウケると思われます。
例えば白血病の闘病記なら、

こんな感じ。
これなら時代背景もわかりますので、その時代の標準療法や民間療法で噂されていたのも、すぐに思い浮かびます。
さらに実体験を基にした闘病記なら、すんなりと入り込めます。
医療関係者も反発しようがないでしょう。
さらっと宇宙人の話を信じている、と書いたところで、その人の属性情報にしかなりませんから「ふーん、宇宙人を信じている人が闘病記を書いたんだね」となります。

日本人は宗教の話にアレルギーがあるので、いきなり布教活動を連想させるようなことをすると、まず距離を取られてしまいます。
「宇宙人の知恵を信じたから助かりました」というのは、より多くの人に本を読んでもらうためには、おそらく逆効果なやり方でしょう。

と、こんな感じでよろしいでしょうか?
こういうことをやってるうちに私にも勉強になります。
こういう分析は、仮に自分が本を出す側になったとしたら、役に立ちそうですね・・・機会があるかな???

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