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冒険者たちの世界史 ラルース版【大読書紹介時代が到来した気がする!】

フランスマンガ。
大航海時代のヨーロッパ冒険家たちを中心に、
マンガとして大人も子供も読める絵本にした作品。

私は子どものころに、これを与えられたんですが、
結局は捨てられました。

親にとっては、どこまでも絵本でしかなかったようです。
「いい年になって絵本など見るな!」と怒られました。
ここでいう、いい年というのは、9歳くらいですが。

日本だと普通に調べても出てこない冒険家とか、
できれば大人になるまで持っておきたかったんだけど。

最初の方こそ、古代ギリシアとか、
イブンバツゥータとか、申し訳程度に出てくるけど、
それ以降は、大航海時代のヨーロッパ人に振り切ります。

コロンブス、マゼラン、
ピサロ、コルテス、バルディビア(チリ探検)
オレリャーナ(アマゾン探検)、デ・ソト(ミシシッピ探検)
人食い人種につかまってた人(スターデンだっけ?)
7つの海の海賊王、ドレーク船長、タスマン船長、
ロシアのデジネフ、カナダのラ・サール。
南の海の冒険家、クック船長、ラ・ペルーズ提督、
カイエとバルト、謎の都トンブクトゥ、
リビングストンにスタンレー、北極南極探検隊。
シトロエンのユーラシア横断ラリー。
最後はアポロ11号で締め。

まあ、今更になって買いなおすほどではないけど、
こういうの、もっと出してくれてもいいんだけどなー。
と思っているんですヨ。

もちろんヨーロッパだけではなく、
モンゴル人とか入ってもイケると思う。
コンキスタドールやアレクサンドロスがアリなんだから、
モンゴルの大征服もぜんぜん冒険である。

班超や鄭和は鉄板で入ってしまうし、
三蔵法師とかクマラジューヴァも入ってしまう。
エウメネスが入ってもいいよね。
そうそう、アナバシスも入れないとあかんよ。
ローマ人たちも入れないと。かなりいるぞ。
捕虜とかになって、何十年も経って帰ってきたクラッススの兵士とか。

オデュッセウスという神話上の人物が入っていたんだから、
ギルガメッシュが入ってもいいんじゃないの?

↑ 元ネタを知らない人はいないと信じてるヨ

逆に天正遣欧少年使節とか入れてもいいかも。
今度は逆にヨーロッパが冒険の対象になる。
ヨーロッパはエキゾチカ大陸だ!謎の文明がある!

大黒屋光太夫やジョン万次郎も、冒険者だ。
三浦按針なんかが入ってないのはおかしい。

もうね。架空のお話を作ってもいいとすら思う。
超古代に最初にアメリカ大陸へ渡った古代人とかね。
超冒険だよ。

昔のテレビドラマにあった、黒人奴隷の一族の物語なんてのもイケる。
(ルーツをすべて再現するのは無理なんで創作が入ってしまう)

古代エジプト人が最初にバビロニアと接触したときとか。
(まったく逸話がないけど)

世界で初めてバビロンから長安へ旅行した人とか。
絶対にだれかいたはずだ。

世界は冒険で満ちている。
物理的に行ける場所にはすべて行ってしまって、
後は宇宙くらいしか残ってないけど、

まあ、冒険としか言えないようなのは結構ある。

シベリアの収容所から脱走して徒歩でドイツに帰ってきた捕虜。

シリア内戦に飛び入り参加した眼帯の女記者。

ジョンウィックのモデルになったロシアの伝説的殺し屋とか。

麻薬王の側近だった人とか。

まだまだ、世界は冒険で満ちている。

そして僕らはワクワクする。



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