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オーストリア軍の歩兵 : 1740-1780 : マリア・テレジアの軍隊(著:フィリップ・ヘイソーンスウェイト)【卑劣な読書感想文に負けるわけにはいかない!反撃を命じます】

プロイセン軍を出したら、
宿敵であるオーストリア帝国軍の軍装も出します。
セットです。
長女系女帝マリアテレジアは女の子ながら、
男子のいない父皇帝から後継者教育を受けます。

父皇帝は女子継承の覚書を各国と締結しますが、
皇帝が死んだととたん、反故にされ侵略されるも、

鬼の長女の強さを見せるマリアテレジア。


あっという間に外交的に形勢逆転させて、
家領を安堵せしめたのでした。
ただ皇帝位は名目上、夫に譲っています。

夫はフランス王に領地を取られた貴族なので、
妻には逆らえません。(でも恋愛系お見合い婚です)

ただ女帝は16人も子どもを産んだので、
戦場には出てくる暇がありません。
女王ですから出産は重要な公務です。

部下のこれと決めた将軍に委任するのですが。
まあこの部下たちも手練れです。
フリードリヒ大王に勝てないまでも、苦戦させるところまでは、楽々とやってのけます。

復讐戦と挑んだ次の7年戦争では、
プロイセンのミソジニー大王に対して
3人の女王同盟を結び、袋叩きにします。
戦争の天才フリードリヒは戦略差があっても善戦しますが。

人口比20対1では、長期戦では絶望的の模様。

まあでも、こういうのは他の本に譲って、
この本はオーストリア軍の軍装を取り上げていきましょう。

白です。

↑ 真ん中のやつがこの時代の服ですよね。

白軍服を使うのは、他にもフランス王国が有名です。
後に黒シャツ隊とかいうのがいて、全身黒で固めていますが、

フランス軍は逆に全身白です。
嘘だろ!?
というくらいに白です。特にヨークタウンの戦い。
(画像が見当たらない)

しかしオーストリア軍は、ワンポイントで必ず別の色を入れてます。
こっちの方が常識的ですよね。
この白は、汚れでもそんなに目立たない白です。
なんかチョークみたいなのを塗り付けてすぐ白に戻します。

そんなオーストリア軍のモデル軍服を紹介しています。
スタイルこそ異なるも、長く白&差し色で別の色。
というのは長く続けられ、
どうしても白が使えない場合は水色。
第1次大戦まで水色で行ったみたいです。
さすがにその後は無難な色になったみたいですが。

というわけで、ロココの時代の軍装なので、
ぜひ妄想などに使っていただけると幸いです。

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