狂骨の夢(著:京極夏彦)【僕が読書感想文を書いている時、後で気づいたのだが、その時すでに物語は始まっていたのだ】
京極堂センセのあのシリーズ。
三作目。
とりあえず三作目まで読んで、
いちばんおもしろいと思ったのがこれ。
やっぱり、まったく関係ないと思われたすべての手掛かりが、
実はすべて巨大なひとつの絵の部分でしかなかった。
これこれ。
これがいちばん興奮するのよ。
これまで何気なく読み飛ばした細部に、
すべて意味があって、
つながっている。
世界はつながっているのだ。
すべて意味があるんだっ
人間は、そういうのに大興奮。
猫にネコジャラシをブラブラさせるようなもん。
猫はネコジャラシに、人間は謎に食いつく。
そういうわけなんで、
やたらめった群像劇的な話が、
まとまりなく、食い違うように続いていき、
最後にセンセが、まとめて謎を解く。
大風呂敷をたたむ。
これ以上、言いようがないので。
紹介しようがないけど、
というわけでこれまで書かなかった。
まあでも、ちょっとだけ。
私が記憶喪失になる前に、誰かを殺してしまったかもしれない・・・
謎の集団自殺事件・・・
人間の肉体を模した謎のお屋敷・・・
内容だいぶ忘却の彼方だけど、
私的には人生ベストミステリーに近い作品でした。
甲乙つけがたいのがいくつもあるので、ベストはどれかと言われると困る。
衝撃的でした。
全般的にこのシリーズは、
分厚い本の塊が、
ごてごてっと続くので、
あまり読み込んではいません。
体力が足りません。
筋トレできそうな本です。あ、厚いっ
↑ 聖地巡礼ネタ。いちおうネタバレ注意。
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