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クーダ 殺し屋の流儀(2023年。アントニオ・バンデラス主演)【映画紹介か。そういえば前にそんな奴がいたな。ボスに逆らって魚になったとか「かますぞ」】

どこにでもありそうなアメリカンギャング映画。
今回は開拓。
そう、たまには開拓しないと名作を見つけること能わず。
なので、微妙かもと思ったけど、
そういうのを視聴してみる。

さいきん近所のツタヤが消滅して、
その最後に新作で見かけたのがコレだから。
タイトルを覚えていたということもある。

さて。やるぞ、副長。
(お前ひとりしかおらんやんけ)
舞台はフロリダのどこか。

貧困チンピラ層のひとり、
ストレイは、ストリートファイトで生計を立てている。
ムキムキ同士で戦って、金を賭けるのだ。
勝てばファイトマネーが出る。

まあ、そんなんで生きていけるはずがない。

しかし街の裏役に目をつけられ、
回収業の新人としてスカウトされる。
ギャング道の始まりだ。
上司は、クーダという謎の男。

実は。
このクーダが主人公だ。

というわけで、この作品は話の軸が何本もある。
ストレイとイイ感じになるレクサスというクラブの女。
そしてクーダの家族。

まあまあ、クーダの話をメインで描くのに、
群像劇風に描いて、多角的にシナリオを攻めていく感じだ。
どこから不意打ちがくるのか、すぐにわからない。

クーダは、
まっとうな職業についた妻から切り捨てられた。
だけじゃなく、娘とも合わせてもらえない。
クーダは、刑務所に入って出所したばかりだったからね。
捨てられた父が子どもと面会させてもらえないあるあるだ。

しかし家出娘を保護してしまい、
ついつい彼女を娘の身代わりのように面倒見てしまうのだが、
人身売買組織にさらわれる。
怒るクーダ。
だから相手を探す。

そんな時、マイアミに組織が把握していない、
新興のギャングが現れた。
クーダとストレイは、彼らにここの流儀を伝えにいかなければならない。

作品はこの後、いかにしてクーダが、
アメリカン任侠を達成するかという展開につながる。

エンタメなので、良いギャング路線なのか。

ネタバレは、この辺にしておこう。

****

アクションは銃ものというより、
肉体戦が多い気がする。
この前後にジョンウィックシリーズを観てたんだけど、
それと似ている。
あれも銃撃戦だけでなく、肉体で殴ったり締めたりとかいう場面が多い。

最後は、
おそらくラストのシナリオをいくつも考えていたのだろう。
もやる展開に流れると思いきや、
とりあえず王道の展開にはなった。

まあ売り上げを考えたらね。ビジネスだから。
王道の方が安パイだけど、
でもほんとはもっと攻めた路線にしようか?
とも色気をちらつかせる場面があった。
私はもやる系でも、全然いけると思ったんだ。

ちなみに、クーダは、バラクーダという車に乗っている。

本日はこれにて。



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