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座頭市(監督:北野武:2003年)【おい、映画紹介の内容が変わったなあ。「なに言ってやがんでえ、あ」】
座頭市をご存じでしょうか?
江戸時代。盲目の按摩師。
その名も市と呼ばれるも、
実は仕込み杖を持つ最強の剣士。
↑ 2003たけし版。↓
ふだんはまったくそんな気配は見せないが、
ひとたび剣を抜けば、居合で、
剣豪ヤクザを瞬殺無双する。
↑ 1989勝新版。↓
この男、盲目なんである。
音である。
エコーロケーションである。
音が光として感じられる男なのである。
だから視覚を使うものには、追随できない剣筋を持つ。
ましては闇の中では独壇場である。
かつては勝新太郎が主演やってたシリーズでした。
なんか1960年ごろから72年ごろまではほぼ毎年のように作ってたらしいんだけど。
ここで終わって、
私が見たのは89年ごろのリビルド版。
それは伝説の名作シリーズとして続き。
勝新と言えば座頭市。
私くらいの年代だと他に思いつかない。
ハリウッドリメイクまでされ、ルトガーハウアー主演で映画化もされた。
そして新世紀。
かの北野武監督主演により、新しい「座頭市」として再生した。
まあ、やっぱり私は新しい方が見やすい気がする。
それに暴力については、北野武監督のセンスは極み。
余計な外連味などなく、
邪悪な暴力を、
更なる超越的な超暴力で殲滅していく。
そうだよね。実際の戦いでは、
プロであればあるほど、超合理的な戦いに徹するよね。
まあそれを追求するとエンタメじゃなくなってしまうけど。
言葉のバトルもあるけど、そこは人情とかはゼロであり、
それよりも相手の出方を牽制するという意味合いが大きい。
いや、旧作とはちょっと違うけど。
だいぶ王道からは外れたと自他ともに認められているけど。
どこかで聞いた話では。
聴覚野の方が、視覚野よりも反応速度が速いらしい。
ソードアクションの極限を誇示する「座頭市」は。
いまだにこの手のアクションで、
何がマストなのか。何をやらなければいけないのか。
のお手本なんじゃないかと思っている。
旧作も好きだったけど、
北野武バージョンはさらに好き。
その後も作られているようですが。
↑ これは関係ないかな?
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