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闇の左手(著:アーシュラ・K・ルグィン)【読書紹介にも3種類いる。俺と僕と私】

性別が3種類あるということで、
多様性文化に影響力を与えた名作らしい。

第3の性は、男性と女性の性格を併せ持つので争いが起こりにくい?

植民惑星に移住して何万年も経つと、
ベーシック人類とは違う種に分化してしまうんですね。

いや、実を言うと、
そこらへんはパッとわからず、
無駄設定に近いとは思ったのですが。
これいる~?

しかしながら本作の醍醐味は別にあります。

クライマックスの北極突破脱出作戦というのが、
クライマックスすぎて、それしか覚えていません。

この惑星の北極は、大陸なんですね。

そんでヨーロッパみたいな場所と、
南極大陸みたいな火星よりも人類を拒みそうな極限環境とが、
隣接してるんです。

なので、ある北の国からの脱走に、
禁断の手法である北極点突破作戦を用いる。

スコット探検隊が全滅するような場所ですよ。

↑ 地球は南極ですが。

北極圏の奥深くに踏み込んだ者で、
生きて出てくる者はいない。
必然的にノーマーク。

だからこそ、あえてそこを突破しての脱出を試みる。

という極限環境冒険小説。
なんじゃないかな?
と思います。

うーん、世間の評価とはだいぶ違う作品でした。

評価によると、
文化人類学的なSFだそうな。
うーん、確かに。
まったく別の文化をゼロから考えてみるのは、
大変ですもんね。

↑ すごい詳しい。僕の記事いらない。


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