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シベリア超特急(西暦199X 年)【普通の映画紹介が輝いて見えるっ】

いまだかつてこれほどつまらない映画があっただろうか?
いやない。

私は、あまりのつまらなさに、顎が外れた(比喩)
そして中島みゆきを聞いた。

この映画の何がすごいって、

怖ろしく楽しめない映画だったので、
逆に人気が出たのだ。
しかもシリーズであるんだ!(地獄絵図)

ここまで酷い作品。
逆に観てみたいっ

そう思うでしょう?
そう。
それが売りなんだ。
逆転の発想すぎる!

金曜ロードショーで終わりの解説をやる人のひとり。
水野春郎。
この人が旧日本軍の山下将軍とそっくりだったから。

山下将軍というのは、シンガポールやフィリピンの戦いで日本軍司令官だった人なんだけど、
だからって山下将軍のコスプレさせて、
戦前のシベリア鉄道で密室殺人事件トリックをやる。

まあ、百歩ゆずってそこまではいい。

しかし下手な学芸会より酷い展開には、のけぞった。(個人比)

まあでも、水野春郎以外はちゃんと演技してる感がないでもないが、
肝心の主役が、大根というよりは、抜けないカブみたいな。
それでもカブは抜けません的な。

いや、わざと大根役者を使う手もあるよ。
ジブリアニメとかよくやってるよ。

いやでも演技は下手でも、セリフとかちゃんとしてんのよ。それは。

なんかクライマックスで、
いきなり「I get proof !」なんて英語で叫ぶし、
ラストで脈絡なく「戦争は絶対にいけない」とか言わせたり。

(とりあえず山下将軍に言わせんの止めちょ)

山下将軍って割と熱血国粋軍人だったので、
それなのに、もう。

なんなんだろう。最後のセリフは。
わざとやったとしか思えない。
確信犯か。
「犯人は俺の中にいるっー!」みたいな。

そんな感じなので、観ると、
膝が抜け、
腰が砕け、
めまいがするので、
この映画を観ることの最大のメリットは、
これ以外の作品でワーストを作らずに済むことなんだ。
まあ、話のタネに観てみるのも一興。

それが「シベリア超特急」だっ

略称は「シベ超」だっ


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#山下将軍 #学芸会 #B級映画 #あまりの酷さに人気が出る  
#日本映画  

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