境界の彼方(2013年)【アニメ感想の境界線をぶっ飛ばして、どこかへ行った】
今回はアニメ作品の方を紹介。
原作ラノベは未読です。
なんというか、妖怪退治をする高校生の少年少女たちが、
ハンデキャップを克服して、成長していく系。
男2人、女2人、のカルテットで、
なんていうのか、アニメ版はオリジナルキャラも多く、
原作版よりは明るい感じに仕上げているらしい。
(原作を読んだことないので知らない)
ここでこの話を紹介する理由としては、
エンタメとしては完成度が完璧なシナリオを持ってるから。
問題のある青少年が出会って、
それがお互いに障害を克服していく契機になる。
クライマックスに大きなハードルがあって、
これまでの話の蓄積から、その大きなハードルを飛び越えて、
グッドエンドに持っていく。
みたいな流れが、完璧以上に完璧に作れてた。できすぎ。
ただ、ちょっと強引な粗さも感じたけど。
よくよく考えると辻褄があってないような気もしないでもないけど、
まあ、問題ないレベル。
脚本がしっかり仕事してますわー というお話でした。
ところでね。
創作とかちょっとでもやってるとですね。
下手すると、
他の作品を楽しめなくなってしまう場合があるんですよ。
ああ、ここは伏線だな、とか。
天丼やってるな、とか。
こうきて、こうなって、ああなるんだな、とか。
予想がつくというか。
むしろ予想外の展開がキターとかいうのが、楽しくなっちゃう。
「こ、これは・・・・新しいぞ!」とかね。
(新海誠監督とかは新しい筋をどんどこ開発する感じ。ありがたまや)
某作家さんとか、ハリウッド映画を一切楽しめない。
あらすじが分かってしまうから。
ここはこう来て、こう盛り上がって行くんだな、ての、
ぜんぶわかっちゃう。
その裏で作者が何を考えてこのエピソードを入れたのか、
その時の心情も全部。
良くも悪くも私はその領域まで達してないけど、
他の作品を観ると、
無意識にエンタメの作り方作法としてどれくらいの出来か、
量ってしまう自分がいる。
そんな視点で観ると、鉄板構成のあらすじで来てるなー。
という印象を抱きました。
これはウケますね。
人類にウケる物語にはなべて共通する特徴があるんですよ。
それを全部のせ。
伝説の妖怪の血を引き継ぐ半妖の少年と、
退魔士の由緒ある家系に生まれた少女。
これだけ書いても、よくあるマンガの話にしか見えないけど、
(妖怪退治の話って、新しいのなんもない気がするけど)
まあ、あらすじの力でぐっと盛り上げている。
設定よりはあらすじとか基本構成とかに力を入れてる感じ。
あらすじが良くないと他がどんなに良くてもうまくない。
なので、この作品を視聴しようと思われた方にとっては、
まずほとんどの場合において、楽しめる作品だと思います。
外れ無しに近い作品です。歌も盛り上げてくれるしね。
もし私のオススメが無効だった方、
「そんなに面白くなかったぞー」
の人にはすいません。
きっとあなたの感性は、常人から並外れた視点にあるのだと思います。
もしくは妖怪が出てくると言うだけで生理的に受け付けないとか。
そういうのはあります。
カテゴリエラーは受け付けられないですよね。
私もそういうのはないでもないです。
***
そして、この作品も最後に映画版を観て終わりになるスタイルです。
これは純粋に評判が良かったから、続編を作った感じですね。
以上でした!
あと、音楽もしっかり来てます。ここで紹介しませんが、
気になったら調べてみてください。
原作は読んだことはありません。
どちらが良いのかという批評も控えたいと思います。
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