読書日記・すべてはこの感情で終わる
12月28日(土)
我が家に珍しく来客があって、朝からドタバタと掃除をしたり掃除をしたり。慌てての掃除なので、まったくキレイになった感じはしないけれど、これでも掃除をしたことに変わりはないので、今年の大掃除はこれで終わりにしようと心に決める。どうせ掃除をするのは私ひとり。家族が反対したとしても、ではご自分でなさったらよろしいんじゃございません?と、申し伝えさせていただきますわね。
12月29日(日)
『小さな家の、素敵な暮らし。』を買う。小さな家だからこそ、そこまで移動しなくても必要なものに手が届く。そんな生活スタイルの良さを教えてもらえる本だった。
アパート暮らしのころは、狭さを嘆いたこともあったけれど、必要なものがすぐに手に取れたし、台所はまるでコックピットのようではあったので、あれはあれで使い勝手は良かったのかもしれないなと思った。
家は広ければ広いほどいいと、借家でしか暮らしたことがない私は思っていたけれど、狭いからこその良さもあること、そしてどんな家であっても、自分が生活しやすいように工夫すれば良いんだという気づきを得られた。我が家ももう少し、見直せるところは見直してみようかな。でも面倒くさいな(すべてはこの感情で終わる)。
12月30日(月)
ようやく町田康さんの『口訳 古事記』を読み終わった。中盤以降の神様たちが、誰で何をしていたのか、私の中でよく分からなくなってしまった感は否めないのだけど、それでもよくぞ最後まで読んだね!と自分で自分を褒めたいほど、興味のなかったジャンルを読了できたことが嬉しい。古事記についてはもう少し深堀したいので、次はマンガで分かりやすく描かれている本を探して読んでみようと思う。
12月31日(火)
ようやく『ビリー・サマーズ』を読み始めた。登場人物が多いこと、主人公が偽名を使うことなどもあって、カタカナに振り回されそうな予感しかないけれど、初めてのスティーヴン・キング作品は今のところ面白く読めている。
小説家として街に潜伏する主人公・ビリーを、何も知らない周囲の住人たちは温かく迎えているけれど、本を出版したことがない自称小説家を、何の疑いもなく、むしろ「小説家なんてすごいね!」みたいに歓迎していてビックリした。うちの隣に引っ越してきた人が自称小説家だったら、ちょっと不信感を抱いてしまうかもしれないし、自称で許されるなら私も自称スナイパーです!とか言いたいな(危険人物確定)。