読書日記・それは他者の正解だから
6月30日(金)
何か話題だったのでネットフリックスで『離婚しようよ』を見る。笑いの要素がたくさんあって面白いドラマだなぁと思っていたら、脚本が宮藤官九郎さんだった(あと大石静さん)。宮藤官九郎さんの脚本で古田新太さんが出ているというだけで、とにかく見続けようと思った。この二人大好き。
読んでいたのは、垣谷美雨さんの『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』。
人に相談して迷いのない答えをもらうと、それが正しいかのように錯覚してしまう。けれどその答えが正しいと思えたのは、その人の人生であって自分の人生ではない。人の正解が自分にも当てはまるわけじゃないと、私も経験して気づいたことがたくさんある。だからこそ、垣谷さんのように「自らの心がはっきり決まるまでは動かない」という選択が私にも正しいように思われた。しかしこれも垣谷さんの正解であって、私の正解ではないかもしれない。難しい。
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7月1日(土)
娘の本を買いに、子どもたちと本屋さんへ。今年も夏の文庫たちがならんでいて、しおり欲しさに今年も文庫を買うんだろうな、とぼんやり思った。子どもたちが一緒だと本をじっくり選ぶ余裕はないので、今日は子どもたちの本だけを購入して終わり。息子がめずらしく本を買ってくれというので見たら、パンどろぼうのレシピ本だった。え?作るの???誰が????
『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』を読み終わる。
ひろゆきさん、ホリエモン、勝間和代さんなど成功している人たちは、お金を増やすための知恵やアイデアを持っているがために、「○○するのがいい」「××したら稼げる」みたいな話が出てくるんだけど、それらがまるで真実であるかのような発言な違うだろうと垣谷さんはエッセイに書いていた。
その人にとっての「人生の真実」が、自分にとっての「人生の真実」とは限らない。成功している人の数だけ正解があるだろうし、だから「人生の真実」なんて無いのでは??という気持ちになった。
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7月2日(日)
この日記もどうしたものかと悩んでいる。以前のようなスタイルに戻そうか、それともこのまま日記を継続させようか、と一人でアレコレ考えていた。noteは継続するつもりだけど、何を書いて継続するのかが定まらなくてモヤモヤする。しかしnoteというのは、もっと自由に何を書いてもいい場所のはずだから、こんな悩みを抱くことのほうが間違っている気がした。自分の発信場所なんだから好きに書いたら良し!続けなきゃ!!とか気負わずにいることが一番だろうなと思った。
読んでいたのは『おこづかいの賢い使い方』。
お金の使いかたを子どもたちに学んでもらおうと思ったのに、読んでみたら私のほうがうんうん唸っていた。物欲のかたまりである私は、お店に行くとあらゆる物が欲しい!!となりがち。そして買うメリットばかりに目を向けていて、デメリットはすべて目をつむってしまうのがよろしくないと気づいた。メリットばかりのものなんて、この世にはないということも本から学んだ。読んで良かった。