読書日記・どう活かしていくかは謎
11月9日(土)
そろそろ冬服も準備しないとマズイのではないか、と気づいたのでクローゼットをガサゴソとあさる。子どもたちの服はどれもこれも小さくなっていて、今年も新調しなければならないことを知る。
成長することは喜ばしいのだけど、数年は着られるだろうと大きめサイズを買っても、翌年には着られなくなる子どもたちの成長を素直に喜べない財布がいる。すまないね、財布がね、新たな出費を嫌がっているんであってね、母さんはね、君たちの成長がとっても嬉しいんだよ?(え?ほんとに??)
ついでに自分の冬服はどうだろうかと確認。今年はこの服たちを着ることができる体型ではないことを知る。さてどうしたものか(去年よりも10キロ増量しているため、去年の服が着られないらしい。困ったね、あはは)。
11月10日(日)
『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』を読む。32歳になって初めて『走れメロス』を読むという、みくのしんさんと一緒にアラフォーの私も初めて『走れメロス』を読んだ。
なにゆえメロスは友を身代わりにしたのか、よくわからないまま物語が進んでいくのであっけにとられていたんだけど、みくのしんさんはそうではなかった様子で感動の涙まで流していてビックリした。
『走れメロス』の内容よりも、みくのしんさんの物語に対するとらえかた、彼が怒ったり笑ったり泣いたりするポイントなどが気になって、最終的には『走れメロス』がどういう話なのかわからなくなってしまった。とにかく、みくのしんさんが面白い人だということはわかったので良しとした。
11月11日(月)
稲垣えみ子さんの『家事か地獄か』を再読している。家事を一人でするのはやめよう!みたいな話があって、そうだよね~とひとり共感する。自分のことは自分でするなんてぇのは、当たり前のようだけど実際はそうでもなくて、家族が増えれば増えるほど、家事をしている側とそうではない側が発生しているように思う。
「家事は大変なもの」だと思ってしまうのは家族の分まで家事をしているからだし、また、「家事は大変」だと思うから家事をしたくないと思っている人は、いままで誰かに(主に母親)家事をまかせっきりで生きてきたってことなのかもしれないね。誰かに家事をしてもらうことを、当たり前だと思って大人になれば後々困るのは本人なのよね、という気づきを得る。気づきは得たものの、それをどう活かしていけばいいのかは謎である。いやはや困ったね。
11月12日(火)
よしながふみさんの『大奥』を順調に読み進めているのだけど、ふと、男女逆転ではなく本当の徳川家はどういう歴史を歩んでいたのか気になり、ネットでサラッと情報を仕入れる。大まかなところ(何歳で死んだとか、どういう政策をしてきたとか)はマンガと一緒だったんだけど、将軍の中に二人ほど脳性麻痺の疑いがある人たちがいたことを知り驚いた。どうやって政治をおこなっていたのだろう・・。「一説には」とあるので本当のところはわからない。けれど興味深いことを知ることができて満足。