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「無理をしない」を見つけるために
10月のあいだに、気になるnoteのマガジンを購入しておこうと思っていたのに、すっかり忘れて11月になっていた。まあいいや、先月分のマガジンを買えばいいんだからと楽観視していたら、なんと私が購入したかった人のマガジンは先月分を購入するという選択肢がなかった。
10月分のマガジンを購入できるのは、10月のあいだだけ。10月に公開された記事を読みたいなら、記事をひとつひとつ個別に購入しなければいけないようだった。それはつまりマガジンよりも割高になるということだ。ショック。
たしか以前にも「マガジンは今月分を購入するものなので、翌月には前月分が買えなくなる」という気づきを得ていたはず。なのに、そのことをすっかり忘れて、私は新鮮なまた気持ちで同じ過ちを繰り返していたらしい。しっかりしてほしい。
そんな最近の読書は『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』。
自分が87歳になったとき、多良さんのように元気に自由に生活できているのか謎だけど、年齢を重ねることを恐怖としか思えないニュースが多いなかで、多良さんの生活がとても楽しそうだったことが私にとって救いになった。
老後の心配には、病気はもちろんのこと、お金や孤独の問題も強まるような気がしていた。けれどこの『87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし』や、『89歳、ひとり暮らし。』、『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』を読んでも思ったことだけど、悲観することばかりに目を向けた人生ではなくて、今の自分にできることを楽しむという視点を持つことは、高齢になってからだけでなく、何歳でも必要な視点だなと思う。
上記の本たちを読みながら、共通しているのは「無理をしない」だと思う。自己管理はするけれど、完璧に管理するのではなく、管理できないときはできないと諦めて、今の自分にできそうなことをやっていく。このゆるさがとても良くて、私も取り入れたい!と強く思った。
今の自分にできそうなことを見極めるには、自分を知っていくしかない。年齢を重ねれば重ねただけ、自分を知る機会が増えるだろうと思っていたこともあった。けれど意識的に知ろうとしなければ、自分を知るのは本当に難しいと最近は思う。
ただ日々を過ごすことでいっぱいいっぱいになるのはとても簡単で、自分が本当はどうしたいのか、心の奥にある自分の声を無視するなんてことも、あっという間にできてしまうようになった。
そうやって自分の声を無視し続けた結果、自分にとっての「無理をしない」がどういうものなのか、私にはわからなくなった気がする。自分ができることとできないこと、これらの線引きがうまくいかない。ただただ、できない自分を責めてばかりいたように思う。
自分を知ることで「無理をしない」ができるようになったら、自分を責めたりしないのかはわからない。実際にやってみて、やってみた経験を重ねて判断していくしかない。
もっと自分の声を聞いていこう。無視ばかりしていないで。