読書日記・平和に回っている
8月31日(土)
『ソフィーの世界』のコミック版を読み始める。コミックなのでスラスラ読めるかと思いきや、哲学の内容が難しくて苦戦。登場する歴代の哲学者たちが言わんとしていることを、私の知能レベルで1から10まで理解しようとしているから、ことは難しくなっているのかもしれない。
意気込みながら読むよりも、哲学者たちの思想にふれてみようかな~どうしようかな~ぐらいの、軽い気持ちで読み進めてみて、気になる哲学者がいたら深堀するための本を手に取ってみようかな~やっぱやめようかな〜なんて、思ってみたりそうでもなかったり(どっち)。
9月1日(日)
女性ホルモン変動期のため、食欲が止まらない。毎月恒例なので自分としては「今月も始まったか」と諦めモードで暴食するのだけど、夫からすると、どれだけ食べても満腹にならず、朝から晩まで食べ続けている妻が解せないらしい。まるで化け物でも見るかのような目で私を見ている。ははは、いまの私に満腹という文字はないのだよ、どうだ、怖いだろう。
9月2日(月)
柚木麻子さんの『あいにくあんたのためじゃない』を読む。最初に収録されている短編「めんや 評論家おことわり」を読み、異様にラーメンが食べたくなる夜更け(読んでいたのが23時だったので)。
ネット社会となった現在、この短編を他人事だと笑っていられる人はどのくらいいるのだろうか・・なんて恐怖すら抱く内容なんだけど、その恐怖以上にラーメンが魅力的すぎて、最後のほうはお腹をグーグー言わせながら読んだ。恐怖に勝るもの、それは食欲!!(個人の感想です)
ラーメン店に行けば替え玉は当たり前で、一緒にライスや餃子も食すという女性の登場人物たちがいる。私は替え玉こそしたことがないけれど、ラーメン店に行けば餃子とチャーハン、そして唐揚げまでたいらげていた過去があるので嬉しくなる(いまはそこまで食べられない。原因は老いでしょうね、きっとね)。
柚木さんの本はいつだって面白い。最高。
9月2日(月)
夫が出張でいない間、子ども&犬&家事を一手に引き受けることになるため、家の中がめちゃくちゃになるかも・・と心配していたけれど、いまのところ何ひとつ変わらない日常を過ごしている。拍子抜け。
息子が、
「パパがいなくても何にも変わらないね。パパなしでも生活していけるね」
なんて言うもんだから、うっかり「そうだね~」と返してしまった。
いやいやいや!!違うんだよ!!パパがお仕事をがんばって稼いできてくれるから、こうして平和に暮らしていけてるんだよ!!と、取ってつけたようなフォローをしてみた。焼け石に水。
娘と犬なんて、夫が居ないことにも気づいていない。犬にしてみれば夫は最愛の人なので、夫が居なくなったら悲しくて落ち込むだろうと思っていたのに、まったく気にする様子がない。イビキをかきながら白目むいて爆睡している(通常通りの寝姿)。
普段から家のことを何もせず、子どもたちや犬の面倒をみることもない夫よ、我が家は平和に回っているぞ(イヤミ)。