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はじめてのジュエリー

Pandoraってジュエリーなの?っていわれるかもしれないけれど、一般定義ではジュエリーに入るようなので、ジュエリーとさせてください。というか、そうでなくても私にとってはジュエリーだから、ジュエリーとしよう!

decorative objects worn on your clothes or body that are usually made from valuable metals, such as gold and silver, and precious stones:

Cambridge Dictionary

Pandoraとの出会い

私がPandoraのブレスレットを買ったのは、2016年の10月。でも、恋に落ちたのはさかのぼること中学2年生の頃。香港に行く飛行機の中の機内誌で見た広告だった。コロコロしてかわいいシルバーのブレスレット。ティーンエイジャーがねだるには少々高いお値段だったことから我慢をしたものの、街中でうろうろやっぱり探してしまう。結局その時は買えずに帰国。

次にPandoraのブレスレットに出会ったのは高校3年生の時。塾の同級生が、過去ホームステイしていたホストファミリーのプレゼントでもらったブレスレットが、Pandoraだった。

Pandoraのブレスレットが素敵なのは、そのコロコロしたかわいさは勿論のことなんだけれど、チャームの種類が無限にあって、いろいろな意味やメッセージを込めて自分でカスタマイズできること。その同級生も、ホストファミリーに子供が生まれると赤ちゃんのチャームが送られてきたりと、思い出を共有するような、家族の証としてPandoraのブレスレットを大切にしていた。あぁやっぱりPandoraって素敵。とメロメロになれど、バイトもしておらず高額な塾に通わせてもらっていた身としては我慢・・・。

26歳、Pandoraを買う。

そしてずっとずっと願っていたPandoraのブレスレットを手にしたのは26歳のことだった。いつか節目がきたら、と思ってようやくその節目がきた。それは前述の職種転換試験に受かって、マーケ職になる記念としてだ。

26歳にしては高額なのかわからないけれど、当時の自分としては清水の滝から降りるような気持ちで買った。いやティファニーとか買えよとか思うかもしれないけれど、どうしてもPandoraがよかった。もうPandoraしか見えていなかったんだもの。私もチャーム選んでカスタマイズして人生の折になんか記念のチャーム買ったりしたい!チャーム見せて人生かたりてえ!とか思っていたのです・・・・。

買ったのは銀座の店舗だったかな?日本人がほとんどいない店舗で、ベースとなるブレスレットと、チャームを選んだ。想い込めすぎて、チャームいっぱい選びすぎて、もはやそのあとスペース的に1付け足せなくなっていた。なんでやねん。

買ってから気づいたんだけれど、あまり私の年代のひとがつけるジュエリーではないようだったのね。というか流行りもすこし・・過ぎている?けれど、とにかくいとおしい。自分の思いや願いがぎゅっと詰まっている気がして。

モチーフと、その思い紹介。

赤いハート
初任でご担当させていた商品のシンボルカラー。初心を忘れないために

ユニコーン
動物占いがペガサスなので。厳密にはユニコーンじゃないんだけど、空想好きで自由さを忘れず自分らしくいられるように

フクロウ
マーケ職になったら調査とか数字とか扱ったり、いろいろ深く考えたり分析したり、アイデアをいっぱい出したりしなきゃいけないから、知恵を深めて思慮深くなれるように。あとマーケになったぞ!という喜び記念

地球儀
マーケ職になったとて安心せず、目標の海外勤務/海外業務を目指して頑張り続けよう!という誓いとして

太陽と月のレリーフ
宗教学が好きな気持ち、忘れずに!ずっと学び続けたい

花のレリーフ
(名前のとおり)花のように、明るく元気にいる姿勢を忘れずに

当時、自分に約束したいことや、願いたいことをぎゅっとこめたブレスレットはいつも初心を思い出させてくれるし、自分らしさの根源ってどこにあるのかな?ということを思い出させてくれます。

今じつは上のチャームとは別に、ライオンのチャームも追加しています。これは2018年にカンヌへ、ヤングカンヌの日本代表戦にでるべく行ったときに買ったもの。ライオンは持って帰れなかったけど、よくがんばったね!と自分で自分にライオンを買ってあげたのです。この嬉しい思い出も思い出せるから、本当に素敵。

私とPandora、そしてジュエリー。

Pandoraって何か?って聞かれたら、自分の思いや願いを具現化して身に着けられるもの。それにシルバーで出来ているから恒久的に保管が出来る。身に着けられる自分のメンタリティーやキャラクターなんじゃないかなと!それって他のブランドにはない個性で、とっても素敵で。いろんな人のPandoraのブレスレットが見てみたいしその背景のストーリーが聞いてみたいなって思う。そういうWeb施策とか雑誌タイアップとかやったらどうですか担当者様・・・

あれからジュエリーに目覚め、ちょこちょこ集め出している。好みが変わってきてゴールドベースのアイテムが手元に増えてきたから、馴染ませるためにゴールドのチャームもワンポイントで付けたそうかな?って思ったりしているこの頃。ブランドものが増えてきても、やっぱりPandoraは、いまのところつけ続けたい。

ジュエリーを買い集めるにあたって読んだ本に書いてある一文がとっても心に残っていて、

私の理想は、外して置いてあるジュエリーを見ただけで、「あ、これは〇〇さんのものね」とわかる、そんなジュエリーと人との関係。そんな女性になることが、今の目標です。

伊藤美佐季「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」

まさにPandoraはその一つです。そしてこれから紹介するほかのジュエリーは、そうあってほしい少し背伸び?アイテムであります。

超余談だけど、宗教絵画、特にキリスト教のものはそれぞれの聖人の特性や歴史をアイコンとして描いている。(ユリは聖母マリアのシンボルで純潔、とか)。私は何をアイコンにしたいか?何を象徴としたいか?を、自意識過剰かというぐらいに考えて行うジュエリー選びはちょっとオタクチックで、でも楽しいし、グッと気に入っちゃう。流行り廃りよりも、そっちのほうが楽しくないか?なんて。自分で選ぶジュエリー選びにはそういう醍醐味もあるよね!!!!(でももらえるのもうれしい←)

Pandoraは、私の20代半ばの願いと誓い、そして忘れたくない「らしさ」がぎゅっと詰まったシンボル。出会ってから買うまでが10年以上かかっちゃったけど、いいタイミングで買えて、よかったな。

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