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ken_ichiro
連載詩「まぼろし」❷
出会った頃は
私の話をしっかり受け止めてくれる
あなたの言葉が
うれしかった
仕事の相談にも乗ってくれて
頼もしい人だと思っていた
だけどいつの頃からか
あなたの望む言葉を
選ぶようになっていた
少しずつ私の行動が
コントロールされているような気がして
怖かったの
自分がだんだんなくなっていくようで
毎週金曜日投稿予定
このシリーズは下のマガジンにあります。
マウリツィオ・ポリーニ
シューマン交響的練習曲Etüde I