2年間しか学校制服を着なかった人が考える、制服のメリット・デメリットと今後
なぜ学校の制服を2年間しか着ていなかったのか?
学校制服は中学の2年間だけしか着用していなかった。なぜなら、中3で不登校になりそのまま通信制高校に進学したからだ。そして、今は大学生だ。 もちろん学校制服がないというのは想像つくだろう。(大学によって制服が定められている所も存在するらしい。)
自分がなぜ不登校でなぜ通信制高校に進学しようと思ったのかは、今後のnoteで発信していくつもりだ。
そこでこの記事では、制服を殆ど着用していなかった自分の目線で制服のメリット、そして今後どうあって欲しいかを説明しておく。前置きが長くなってしまったが、一個人の意見ということを頭に入れて読んでいただけたら幸いだ。
制服のメリット
就職、受験、冠婚葬祭の時にスーツを買わなくて済む
当たり前っちゃ当たり前だけども、制服があるからわざわざスーツを買う人は少ないだろう。制服一つあれば、中高は行事ごとの服装は困らないし、成長に合わせて対応できる。しかし、スーツを買うとなると(もしかしたら身長伸びても大丈夫!なスーツとかありそうだが)どうしても調節がしにくく感じる。中高という成長期に合わせたモノがあるからこそ、スムーズな対応ができると思う。
実際私は受験の前にスーツを買う必要があったし、法事のときは喪服とかも買う必要があった。何か行事ごとが起こるたびに服装どうしようとか、高校生だけど制服持っていないから、何を準備すればいいか分からないとか悩んでいた。また、インターネットで調べても情報がないし、親に聞いても分からなかった。毎回これでいいのかなともやもやしていた。
そういった時に制服欲しい!!って思ってた。
楽
制服がある場合、学校に行くときの服装を考えなくて良いのが楽である。大学の友だちで制服が恋しいと嘆く人がいた。なぜならば、毎日服を考えるのが面倒だという。制服一個あればそれを着るだけで済むし、TPOを考えなくてもいい。まぁ、私は毎日私服を着ることに慣れきっていたし、今更どうってことは無い。しかし、たまに気温やらTPOやらに合わせた服を考えるのが面倒だと思うときがある。そんな時に制服だったら楽だっただろうと感じてしまうのも事実だ。
制服のデメリット
個性が出ない
制服はどうしてもコーディネートが限定されるので、個性が出せないデメリットがある。普段着る服で自分をアピールすることができないし、自分が過ごしやすいスタイルにもならない。何なら、みんな一緒が嫌だ。私はそんな風に思えてしまう。
制服の柔軟性がほぼ無い
世の中には、LGBTQ+や制服が原因で不登校になった人、制服が嫌いな人等が存在する。近年では、女子や男子でもスラックスやスカートにできるし、それを選択する人も増加していると感じる。正直、制服で実現できる多様性は大きく制限されたものであると考える。どんな人にも対応できる制服を私は見たことが無い。制服というものに嫌悪感を感じる人へなにか差し伸べる手は無いのかと考えてしまう。
制服は今後どうあるべきか
これまで私の経験ベースで制服のメリット、デメリットを語ってきた。ここから、制服が今後どうなっていて欲しいかを説明する。
布切れ1枚で教育の機会を奪って良いのか
制服が原因で不登校になった人も一定数存在するようだ。例えばNHK“私がわがままなの…?”校則や制服に悩み不登校に・・・中学生からの告白“https://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic013.htmlのように制服が原因(もっと言えば校則が背景として)で不登校になった生徒が存在する。
このことから私は、制服が原因で教育の機会を奪ってならないと思う。制服一つで一生に一度しか無い時間を過ごせない、減らされてしまうのはもったいない気がする。
私服と制服を選択出来るようにすべきだ
これから多様性を実現させるならば、制服のみといった壁を取っ払った方が良いのではないか。私服と制服を選択出来るようにすることによって、制服が好きな人や制服に違和感を持っている人が今まで通り教育を受けることが出来る可能性がある。そして、今後の教育にはどんな人をも拒まないことが求められると思う。誰もが教育を受けることができ、勉強できる権利を最大限尊重するべきだろう。私は私服と制服の間に隔たりが無いと思っている。なんちゃって制服という言葉があるように制服っぽい私服というものが存在する。しかし、結局学校制服の是非は人によって分かれる。それは、議論を重ねることによって、より良い選択が出来ると期待する。私は、その議論に加われる程知識も経験も無い。ただ、それでも私の意見は出しておきたい、少しでも不特定多数の考えのタネになれるならば。