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映画めも。

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2024年10月の記事一覧

【映画】ECMレコード サウンズ&サイレンス/ペーター・グイヤー&ノーベルト・ヴィードマー

【映画】ECMレコード サウンズ&サイレンス/ペーター・グイヤー&ノーベルト・ヴィードマー

タイトル:ECMレコード サウンズ&サイレンス Unterwegs mit Manfred Eicher 2009年
監督:ペーター・グイヤー&ノーベルト・ヴィードマー

ECMのバイオグラフィーを辿る映画と思いきや、2009年当時のレコーディング風景を捉えたドキュメンタリーに仕上がっていて、タイトル通りレーベルオーナーであるマンフレード・アイヒャーとの旅を記録したロードムービーの趣きもある。
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【映画】国境ナイトクルージング Breaking Ice/アンソニー・チェン

【映画】国境ナイトクルージング Breaking Ice/アンソニー・チェン

タイトル:国境ナイトクルージング Breaking Ice 2024年
監督:アンソニー・チェン

冒頭の氷を口に頰張り噛み砕く時の静かさの親密さと、それを打ち崩す友人の掛け声で静寂が崩れていく。この映画がどういう作品なのかが冒頭から伝わってくる。しかしながら中国語と韓国語が入り混じり、結婚式は韓国式に挙げられていて、中国人観光客を乗せたバスに連れられていくのは餅つきとキムチの作り方の実演で、サム

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【映画】Super Happy Forever/五十嵐耕平

【映画】Super Happy Forever/五十嵐耕平

タイトル:Super Happy Forever 2024年
監督:五十嵐耕平

ぱっと見でなんでこんな陽気そうなタイトル?と思わせるが、見終わった後にこれ以上のタイトルは無いと感じる。SHF(Super Happy Forever)というどうみてもカルトなセミナーの存在と、凪のカップラーメンを食べる時の「ずっとめちゃめちゃ幸せでいられる」というフレーズ。物語の前半後半それぞれでタイトルに由来する

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【映画】Happy End/空音央

【映画】Happy End/空音央

タイトル:Happy End 2024年
監督:空音央

冒頭の疾走するシーンから真っ先に思い浮かんだのは相米慎二の「台風クラブ」だった。もちろん空監督がフェイバリットに挙げているエドワード電話ヤンやホウ・シャオシェン、ツァイ・ミンリャンら台湾ニューシネマの影響も感じる。ただ台湾ニューシネマの中にある無軌道で切迫した空気と、この作品に流れるある種の軽さには距離を感じていて、軽さという点で「台風クラ

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【映画】シヴィル・ウォー アメリカ最後の日Civil war/アレックス・ガーランド

【映画】シヴィル・ウォー アメリカ最後の日Civil war/アレックス・ガーランド

タイトル:シヴィル・ウォー アメリカ最後の日Civil war 2024年
監督:アレックス・ガーランド

「エクスマキナ」、「アナイアレイション」といつたSFや、前作「MEN」での異様で不条理な世界を描いてきたアレックス・ガーランドがストレートな映画を作る意外さを感じたけれど、思い返せば「28日後」での人気の無いロンドンの街並みなど、作家として過去作との繋がりは少なくない。
アメリカでの内戦とい

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【映画】憐れみの3章 Kinds of kindness/ヨルゴス・ランティモス

【映画】憐れみの3章 Kinds of kindness/ヨルゴス・ランティモス

タイトル:憐れみの3章 Kinds of kindness 2024年
監督:ヨルゴス・ランティモス

前作「哀れなるものたち」の日本公開が今年だった事もあって、半年ちょっとでランティモスの新作が公開される短いスパンは、もうやるの?とちょっと驚きだった。とはいっても2時間半の長尺のわりに、短編三作という形のせいか、小粒感は否めない。あまり期待せずにまあこんなもんかなという枠を大きく逸脱した作品では

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