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Je veux…

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フランス語を独学で。全く真っ白な状態から始める人って珍しい。果たして挫けずできるのか。そんな私の3日坊主にならないためのマガジンです。
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#イギリス

黄色は目立つから好きじゃなかったのに冬になると恋しくなるのですね

黄色 yellow (フランス語ではJauneらしい。)を欲する季節になりました。今年は暖冬とは言え、冬は冬ですから、ちゃんと植物は落葉して春を待っているのです。だから常緑樹は別として、枯れ枝に芽がでるのを待ちわびる日々を過ごしていると、黄色を心が欲するわけでございます。 そうしていると、庭のミモザがふわふわしだしてやる気をみせてくるのですが、「ミモザのリース、作るでしょ?」と知人などから声をかけられ、乗り気しない重い腰を上げるわけであります。本当にもう、みんな、ミモザ、好

シェイクスピアと、マクベスと、原種と。

イギリスの公用語が一時フランス語だった。という記事を書いたのですが、英語が確立されるのは本当に時間がかかるんだなと新鮮な驚きでした。それがこの1066年。その後百年戦争が起こる14世期までフランス語を貴族たちは使っていたわけです。 英語が英語としてちゃんと書物としてのこっているのはおそらくシェークスピアの戯曲集からかなと思われます。 イギリス屈指の劇作家 ウイリアムシェイクスピア(1564〜1616) スペインの無敵艦隊を破って、東インド会社が設立し、日本では江戸幕府が

Norman Conquest (ノルマン・コンクエスト)フランス語がイギリス貴族の公用語だった時代

Norman Conquest 字面がいい。 イギリスはなぜ島国なのに、日本と違って他国により制服されていた時代があるのか。その一つに「ドーバー海峡が案外狭い。」というのがあるという。34kmという距離は頑張れば泳いで渡れる。そんな距離。だからこそ苦労したのだと。そんな話を聞いていたけれど、ドーバーを渡ってやってきた民族がブリテン島を侵略したという記録はこのNorman Conquest以降ありません。ノルマン人の制服という意味ではあるけれど、そこまで血生臭いものでは無かっ