2015年、ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチの最初の著書。
1948年ウクライナ生まれ。国立ベラルーシ大学卒業後、ジャーナリストの道を歩む。ベラルーシ人の父とウクライナ人の母をもつ。
内容
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感想
この様なスタイル、内容の本は初めて。
読み始めてしばらく、どのように読み進めれば良いのか戸惑った。
気持ちが下がっている時に読むと、戦場シーンで書かれていることに心が押し潰されそうになる。
インタビューを受けた元女性兵士の多くが、自らが祖国のために志願し戦ったことを当然のように思っているところは苦々しい。
「だからプーチン政権が長く続いているのか」と思えなくもない。
この本と同じことが、今も同じ場所で繰り返されており、人間の愚かさを痛感する。
MOH