オンライン授業やってみて感じたこと③
最終回です。
学生からの声と最終的な私の所感です。
(4)学生の声
*ホワイトボードの板書よりオンラインの画面共有のが見やすくていい。
*自分の部屋に1人だと集中できない。対面授業希望。
*生活サイクルが狂った。学校へ行くという行動が必要。
*wifiやデバイスが不十分。学習環境が整わず、ストレス。
できるだけ丁寧な板書を心がけてましたが…
タイピングには敵わないよね!涙
ただただ反省ですね、これは!(;∀;)
残りの声は全て対面授業派の学生の声。
見られてないと集中できないという声。
ついぼーっとしてしまうのが人間だもんね。
見られてない上に「通学」という習慣が消えたために、対面の時は優等生だった学生の遅刻欠席が急増→成績下降という何とも悲しい事態も招きました。
極端な話、開始1分前まで寝てても間に合うというオンラインならではの状況が災いし、それがエスカレート。
勉強する態勢が整わないまま1日が過ぎる…。
人によっては見られてないとダメとか、縛られないとダメという人もいますよね。
オンラインも対面も向き不向きがあるということを頭に入れて運営する必要がある。
提供側は肝に銘じないといけないなと思います。
これらの声に加えて、学校側がサポートできなかった環境面の不備。
ただただ申し訳なかったです。
学生の我慢の限界や学習の遅れが目に見えてきたところで、完全オンラインは終了。
クラスの半分を登校させ、残りはオンラインというハイブリット式に切り替え。
それでも、通学できるのは週の半分。
上記の問題はやや解消したものの、やはり毎日学校へ来たいという声は消えない。
私の住む地域は割と早くコロナが収まっていたので、早く全面通学再開したかった。
でも、密が怖いだの何だの理由をつけて、上の方に認められず。
寛大で勇気ある決断をして頂きたかったな。
そうこう言ってるうちに第二波到来。
少しでも落ち着いてるときに毎日登校させてあげたかった…。
まとめ
オンラインのこと前からもうちょっと勉強してたら、もう少し学生のストレスを減らしてあげられたかなと反省しきりです。
オンラインやってみたおかげで、対面の時の自分の授業について大いに反省できました。
なんとまぁ準備が雑だったこと…!!!(;´д`)
授業の引き出し数ヶ月で激増!
育休明けどんな授業しよ?!って楽しみ。
それがたとえオンラインでも対面でも。
ここまではポジティブなまとめ。
ここからは前に書いたnoteに被ります…。
ちょっと補足させてくださいm(_ _)m
オンライン授業をやってみて、日々顔を合わせる中でのちょっとした会話や質問·相談がきっかけで理解度がぐっと上がったり、悩みが軽くなっていたんだということを実感しました。
私が勤めるのは田舎の日本語学校です。
田舎は同国のコミュニティが都会ほど盛んじゃないです。
すると、学校が親代わりで実家という感覚。
だから、こんな結論に至るのかも。
私としては、異国で心細い想いをしながら暮らす留学生には対面の温かさを大事にしてサポートしてあげたいのです。
そして、安心して日本で生活してほしい。
オンライン授業のやり方工夫して、モチベーション維持させて!お金はかけずに!って私は上から言われたんですが、それってちょっと乱暴すぎると思うんです。
ビジネスで効率やコストを追い求めるのは重要だと思います。
でも、「教育」というビジネスで効率やコストを求めすぎるのは何か違う気がしてます。
甘い考えかもしれないけど。
どれだけ便利になっても、私達は感情のある人間なんだ!ってことを忘れたくない。
対象者の状況と気持ちに沿った教育が提供される世の中に向かいますように。
って、結局前のnoteみたいな終わり方…。
すみません。
でも、これが現場の教師の感覚です。
私だけかもしれませんけど。
なにせ田舎の事例だし。
少しでも現場の想いが伝わればうれしいなぁと思いながら、今回のnoteを終わります(_ _)