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[詩]Lycoris

路上に咲いた赤い花
今日も命を燃やして歌っている
孤高にも見えるその姿
僕は何処か憧れていたんだよ

雲は澄んでいく
時間は季節を回してく
歌は僕の背中を押したんだ

誰かを好きになるとか愛だとか
本当の意味を教えて
くだらない問いだなんて投げないで
誰かと触れ合うこととか離れるとか
何度も考えても分からない
不完全な僕のエゴの歌を今日も歌う

路上に咲いた赤い花
酷く儚げに雨に吹かれている
後生だからどうか朽ちないで
僕は何処か支えられていたんだよ

歌は住んでいく
明るい言葉が影を生む
暗い言葉は寄り添ってくれたんだ

誰かを好きになるとか愛だとか
本当の意味を教えて
くだらない問いだなんて投げないで
誰かと触れ合うこととか離れるとか
何度も考えても分からない
不完全な僕のエゴの歌を今日も歌う

誰かに頑張れと言う歌は僕には似合わない
安っぽい言葉の連鎖に酔って今日も沈んでく
淫らな日常悲惨な現状綺麗になりたかった
哲学を回す日々に三日月は囁いた

ありがとうと伝えたかったけれど
もう赤い花は散っていた
残った歌はいつも側にある
僕は花を抱えて生きていくよ
君が枯れた世界で今日も
自由に歌える世界でおやすみ

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