[詩]ナーデル
いつものように朝がきて
手元に届く感情を交差させる
眠たい目を擦りながら
奏でる言葉を楽しいと感じてた
このダイスを振ることを
知らないうちに逃げていた
繰り返すだけの日々でいい
小さな幸せだけでいいんだと
別れは突然、それは必然
予定調和を飾るように
僕はフリックを失った
どうしてあの時伝えなかったんだろう?
どこかで怖気づいてさ
どうして永遠を描いてしまったんだろう?
そんなの儚い線香花火
一緒にいられたなら
誤魔化しの合図を溶かして
君の声を聞かせてほしい
もう一度
もう音は返ってこない
そこに空気はないようだ
影帽子は溶けて消えた
嘘じゃないと胸をつねる
出会いは偶然、それは空前
光電効果のような頭
僕はフリーズしたようだ
どうしてあの時伝えなかったんだろう?
どこかで怖気づいてさ
どうして永遠を描いてしまったんだろう?
そんなの儚い線香花火
一緒にいられたなら
誤魔化しの合図を溶かして
君の声を聞かせてほしい
もう一度
もう2度と会うことはない
もう2度と言葉を交わせない
もう2度と思いを向けられない
どうしてあの時伝えなかったんだろう?
どこかで進むのをやめた
どうして永遠を描いてしまったんだろう?
そんなの儚い猫だまし
一緒に夢みたら
時計の針を巻き戻して
君の声を聞かせてほしい
もう一度