1人で好き勝手に過ごす夏休み
夏休み4日目を取った。
特に予定はなく、かといってぼーっとして過ごすことへの謎の"もったいない精神"もあり、何しようかなと考えていた。
結局、午後からドラム練習を2時間入れ、午前中は日本橋でやっている「田中達也展」を見てから、ハリセンボンのYouTubeでやっていた新橋のうどん屋さん「七蔵」でお昼を食べる計画を立てた。
日本橋高島屋の10時半の開店に合わせて会場に向かうと、想像以上の行列に圧倒された。
そそくさとその場を後にする。予定の一つ目はあっけなく消滅し、しばし高島屋の中をうろうろした。
展示会場以外は平日の午前中らしい空き具合で快適だったが、エスカレーターで上の階に行くたびに、テナントの店員さん達がわたし1人のために丁寧にお辞儀をしてくれて、お城の主人になったようで落ち着かなかった。
ひと通りお店の中を見たあと、新橋まで30分くらいかけて歩いた。
相変わらずひなたは日差しが痛いが、銀座方面の路地はビルが高く、ほとんど日陰の中を歩くことができたので、案外暑さは耐えられた。
さて、新橋に着いたら、お待ちかねのうどん屋である。年季の入ったビルの2階まで登ると、それなりの行列ができている場所があったので、そこに並んだ。
かなり店の回転が速く、10分ほどでお店に通され、うどんの小とマグロ、サーモンのミニ丼ぶりを頼んだ。
評判通り、茗荷やネギなどのほか、いろいろな具材が入ったつけだれは初めて食べる味で、稲庭うどんによく絡み、ツルツル食べられた。が、流石に多かったようで、最後はかなり無理をして食べた。
パーテーション越しにおじいさんが見えることや、わたしの周りを囲むように座った英語が堪能な3人組の会話は気になったが、そんな雑多な人々が皆一様に同じうどんを食べているという妙な一体感があり、不思議な気持ちだった。
美味しかったので、今度は頼みすぎず、最後まで幸せなままで食べ終わりたいという、反省。
帰ってきてから、ドラム練習、夜ご飯とお弁当の準備となんだかんだ忙しく動き、あっという間に1日が終わってしまった。
落ち着きのなさと計画通りいかない感じ、わたしらしい休みだなと思った。