脳をやる気にさせるたった1つの習慣【第六章】この時代を生き抜け!
誰もが実感しているように、いまの日本は「先が見えない」時代に突入しています。今までの日本は、優秀な人、エリートな人の道が、決まっていた。
カリュキュラムが細部まで決まって、標準化された内容を学ぶため、学習内容に偶有性がない。その中でいい点をとれること、大学受験に合格し、大学の単位を取ることをクリアしていき、就職活動。みな同じようなリクルートスーツを着て、行動。公務員になる、弁護士になる、とったエリート街道を歩める、この中に偶有性はありません。
でも、これからは違います。既に、もう新しい価値観を気づく必要に迫られている。これこそ「偶有性」の時代です。
「偶有性」が血肉かすると、一喜一憂しなくなる
それはなぜかと言えば、人生何が起こるかわからないこそ、楽しいと思えるからだといいます。たとえ、最悪の状況に陥っても、「もうすぐ事態が好転するかもしれない」と思えるからです。
そんな力強く生き抜きたいですよね!ここからは茂木さんが実践している、「偶有性」の時代を生き抜くための方法を紹介してくれます。
第一に、まずは「書くこと」です。
そのほかに、
①組織の論理で行動しない
脱藩したときの坂本龍馬の行動を例に出し話してくれます。組織を出るということではなく、組織に関係していても「組織の理論で、自分の行動を決めるようになってはならない」ということです。
②生きる上での原理・原則・信条を磨く
この原理・原則・信条をプリンシプルと、茂木さんは説明してくれます。生きる上で、自分の中に「これだけは譲れない」「これがあれば大丈夫だ」という確実性を持っていく。
組織の中で、「この会社はダメだ」と仕事を辞めるというのは、茂木さんが勧める”脱藩”の形ではなく、気持ちを切り替えて、自分の原理・原則に従って、次の仕事にとりかかれるか。これが偶有性を生きるということ。
他に、組織の理論で自分の行動を決めることが続けば、会社が倒産したり、リストラされたりすれば、自分の存在価値を見失ってしまう。これはプリンシプルを、組織の理論を基本としてもったため起こることです。プリンシプルは自分の中で決めていき、決して他者にあづけて、価値を築くいくものではないと言います。
③学ぶべき場をみつける。
学ぶべき場とは大学だけではなく、「自分を成長させたい」「人の役に立ちたい」「社会を変えたい」という情熱や意思がある場が多くあります。私的な勉強会やカルチャースクールに行くこともいい。「学ぶべき場を見つける」ことはとても幸せなことと伝えています。
④師匠を持つ
自分の師を見つけることは、自分のプリンシプルを磨くことにもつながります。ナントカ大学に行って勉強するとかではなくて、「自分の人生の師はこの人だ」という人を見つける方がこれからの時代に合っていると言ってくれます。
その人生の師は身近にいるかもしれません。もしかしたら部署が全く違う会社の人かもしれないし、近所のラーメン屋のおじさんかもしれない。いつ誰が、どんなふうに出合えるのか、わからないけれどそれも人生の偶有性の一つですね!
⑤言葉の級位を揚げる
言葉は社会をつくり、動かし、社会を変える力さえ持っています。例えばフランス革命が掲げた「自由・平等・博愛」という言葉は、政治や市民社会の変革だけではなく、文化や芸術にまで影響を及ぼしたこと、就活という言葉だけにとどまらず、結婚のための活動を「婚活」、恋愛の活動を「恋活」、ママの活動を「ママ活」と、様々なネーミングをつけたがる現状。 社会が生み出した言葉に踊らされ、生きるのではなく、むしろ自分のものにした言葉を行動の基準としていってほしい。それは「言葉の級位を上げる」人にしかできないと言います。
⑥英語で発信していく
ネット社会になり、すぐ調べれば知ることができる。ネットで世界とつながる時代。これからは英語力向上のためではなく、愛する日本の文化を外国人にアピールしていくためにも、僕も「英語で発信する」という機会を増やしたいと茂木さんは言います。
⑦出会った人と0.5秒で打ち解ける
緊張したり、うまくいかないかもと不安になったり、それは誰もが経験したことが1度はあると思いますが、うまくいかないと思えば思うほど、ますます緊張して、深刻な方向へ向かうもの。いい結果を出すには、脳のフロー状態は、対人関係においても大切になるといいます。重要な会議やプレゼンの場は、適度な緊張感は必要ながらも、やはりどこかリラックスして、遊びのような感覚の余裕をもっていなければうまく結果はでないからです。 会話において、こちらから積極的に話しかけることは「あなたに関心がありますよ」というサイン。コミュニケーションスキルとか、単なるテクニック的な問題ではなく、どれだけ相手に対する関心度が高いかということ、自分がどれだけ心をオープンに開かれているか。オープンマインドで他者を受けれなければ0.5秒で打ち解けることは難しいことです。これが自然にできるようになると、人間的な魅力が上がります。
⑧人前で夢を宣言する
人前で夢を宣言すると、ただ自分の中だけで思っていることよりも、実現できる可能性が上がります。脳が本気になるからです。そして、周囲も、夢を持っていることを知り、そういう風に見てもらえる、中には夢に協力してあげようという人が出てくることもあります。取り巻く環境が変わり、夢へとちかづいていくのです。
茂木さんおススメの「書く」+8項目、私自身、出来たりできなかったりすることもありますが、最近は⑧を、身近な人に話してみました。少しずつ、自分の中の自分レベルがあがってきたような実感があります。できることからでいい。「書く」ことで、脳に意識させ、客観的に認知させる。そして、その言葉を選び、また言葉のレベルと上げていき、自分を表現していきたいと思います。この本を通して、茂木さんのメッセージを目にして、「私は言葉でできている」と、そんな風に感じることもたびたびありました。
皆さんはどうでしたか?
夢を叶えたくなった人もいるんじゃないでしょうか。そして、言葉の級位をあげて、自分という人を形成したい、成長させたいと思ってもらえたでしょうか。
I would be happy if you received such a message.
(私は英語で話せないので、翻訳してみましたww)