パニック障害と私。


私は循環性障害の疑いで通院している。
躁鬱状態(気分の上がり下がりがある状態)が
継続的に現れている。

それ自体は大したことない。

と、私は思っていた。


だが、友人に言われた
『急に怒るのまじやめて、』

その一言がいまだに私の心にトゲとして
刺さっている。


初めて自分の症状を自覚したのは
大学で心理学の授業を受けていた時。
精神病などの勉強をしていて
特徴的な症状などの羅列に

これ、私だ。

と感じた。

今まで何となくみんなと違うと感じていた
自分。
でも何が違うのかは分かっていなかった。

でも教科書に書いてあるのは
私の性格に酷似していた。

色んなことを溜め込んで、
周りの目を気にして、
人の顔色をうかがって、
みんなの欲しい言葉を言い続けて
自分が疲弊する日々。

ふと、私の意見を言うと

『急に怒るのまじやめて』

周りの求めている私とは
本当の私なのだろうか、
何故こんなに私だけ我慢しているのか。

悩んでいると朝になる日々に限界を感じ
私は精神科に通うことを決意した。

病院に行くことは容易かった。
元々持病で通っていた大学病院の
違う科を紹介してもらうだけだった。

そこで貰った病名は
『循環性障害』

あぁ、私の息苦しさは病気だったんだ。
私の生きずらいのは障害だったんだ。

薬を飲んで治療すれば良くなるんだ。
そう思った。

でも現実はちがっていた。

眠れない日々は続き、
人間関係も薬では治らない。

焦燥感と恐怖心だけが増えていく。
夜になると自分が自分ではなくなる。
なにかに落っこちてしまいそうな。
飲み込まれてしまいそうな。

そんな日々が続いた。

心が落ち着かなく、なにかにしがみついていないと沢山のものを失ってしまうような。

そして新しくついた病名は
『パニック障害』

新しい名前がつく度に私は何かを失うのか。
薬で得られた安心感は長く続くのか。

なんて考えながら寝れない日々をまた過ごす。

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