モーゼル川沿いの街 / Cochem コッヘム
最近、夫婦でお気に入りのモーゼル川沿いへの旅。
今回は Cochem コッヘム という街へ行ってみました。
コッヘムでまず目が行くのが、このどっしりと構えたお城です。素敵。
私達の今回のお宿は、
Villa Tummelchen ヴィラ トゥムメルヒェンさん。
車で行きましたが、まずね、辿り着きません!
ナビを頼りに行ったのですが、ホテル近くまで来てメイン道路から「ここを入って」と誘導される道が狭いのなんのって。
戸惑いながらも入ろうとすると、歩行者に「歩行者専用だよ、ダメダメ!」と言われてしまいました。バックでメイン道路に戻るも、進入禁止やらそれこそ歩行者専用やらでホテル方向へ続きそうな他の道が見当たらず。ぐるーーーーーーーーーーっと迂回して反対側からの到着を試みて、やっとホテル駐車場に着くことが出来ました。
(ホテルの駐車場は6台分くらいです。ただ、側の小学校がお休みの時は小学校駐車場に停めてもいいと案内されましたし、他にも街の至る所に駐車場はあります。※有料の場合もあり)
ホテル駐車場からホテルまでは徒歩で階段を降りて100mくらいでしょうか。荷物が多いと少し大変かも知れません。
なにはともあれ、着いて良かったです。
ホテルのチェックイン時に「道が分からなかった」と伝えると、歩行者専用だと言われた細い道で合っていたそうです。「観光客とか、知らない人が言ったんでしょうけど、車もオッケーな道だよ。」だそうで。でも細すぎて!
しかも一方通行でもないので、対向車が来たら恐怖です。回り道で良かったと思っていますし、次回があってもそうします。
テラス付きダブルベットのお部屋をお願いしていましたが、このテラス、細長いのですが、絶景。
ただ、洗面所が。清潔感はありましたが日本のビジネスホテル並みに狭く、シャワーも狭かったです。
それでも、私達は気に入りました。
テラスに置かれた椅子に座ってまったりと、街で買ってきたワインを飲んだり本を読んだり出来ましたし。ホテル裏にある庭を登れば、見晴らしの良い写真スポットに出ることも出来ましたよ。
気をつけたい点としては、
・駐車場までの道が分かりづらい
・シャンプー&リンスもない(タオルはありました)
・ホテル前の道が細くて急勾配
・部屋に冷蔵庫も湯沸かし器もない
※ドイツでは、ホテルといっても超高級ホテル以外には歯磨きセットなんて置いていないし、パジャマも持参なのでご注意を。
でもオーナー家族(?)は親切だし、朝食のブッフェも満足だし。シャワーも狭いけれどお湯が出て、水量もオッケーで、排水もすんなり流れて。(ドイツのホテルではここさえクリアだと当たりな気がしちゃう。) 備え付けのドライヤーもあって、箱ティッシュもありました。ティッシュが置いてあると、私には高得点です。
更に、私達は、絶景のテラス付きお部屋だったので満足なのかも知れないです。
ここに泊まるならお城か川の見えるテラス付きをお勧めします。
※全くもって個人の感想です。
宿泊先のホテルからお城へは徒歩8分!
私達がお城見学へ行った日は土曜日で、9時から開城とありましたが、ゆっくりと朝食を食べてから向かい、9時50分に入場券を購入しました。
大人 1人/8,50€
ドイツ語と英語での案内が受けられるようです。私達の回は、ドイツ語のみの案内でした。
私達のグループは15人程でしたが、見学後に同じ鉄門から出される時に、入れ違いに入ったグループは倍ほどの人数でした。そして、入城待ちで並んでいる人々が…。
早めの時間に見学に行かれる事をお勧めします。
鉄門前のチケット売り場兼売店と、カフェ兼レストランはチケットなしでも入ることが出来ましたよ。
別の日にはレンタルサイクルでエルツ城へ。
レンタル自転車は街の端の方にあるこちら↓
夫はマウンテンバイク、私は電動自転車を借りました。
私の電動自転車で1日25€、
夫のマウンテンバイクで1日20€でした。
プラス、各自レンタルヘルメットに数ユーロ。
レンタル自転車でモーゼル川沿いを走って(片道19km程)、Burg Eltz ブルグ エルツ / エルツ城へ行きました。
「エルツ城へは、携帯のナビで示される道より「Ringelsteiner Mühle リンゲルシュタイナー ミューレ」というホテル兼レストランを目指して、その横の登山口から徒歩でお城を目指すコースがいいよ。」とレンタル屋さんが教えてくれました。
実際、良かったです。(携帯ナビとは比べていないので比較は出来ませんが。)
エルツ城、入場券を買わないとお城のカフェにも行けません。大人 1人/14€
そして、購入待ちが長い列だったので、私達はなんと入らずに帰ってきました。有名なお城ですけどね、エルツ城。
いいのです。
サイクリングとお城迄の登山を楽しんでいるので。それにまた来ようと思えば来れるので。(←これ危険な感覚のやつですけど。来るかな?)
※夫婦共にそこまでお城内部に興味がある訳ではないのです。感覚が信じられないという方もいらっしゃるかも知れませんが、外観だけでも優雅でしたよ。
自転車の所まで戻って、レストランで軽食をとりました。
再びの自転車前に、少し腹ごしらえです。
コッヘムからエルツ城へは、モーゼル川沿いの幾つもの街を通り過ぎるので、寄り道してカフェで休憩などしてもいいと思います。
徒歩で別のお城跡 Burgruine Winneburg ブルグルイネ ヴィネブルグ?(読めない…) へも行くことが出来ます。
コッヘムから道路脇を歩いて登っていく経路なら、徒歩で片道52分と案内されますが、私達は山歩きする道を選び、1時間半かかりました。
帰りは道路脇の経路で帰ってきました。
下りでもあるし「え?こんなに近かったの?!」と思うくらい楽に街へ戻ることが出来ました。
帰り道、コッヘムへ入って直ぐにある 手作りカラシ屋さん Historische Senfmühle Cochem ヒストリッシェ ゼンフミューレ コッヘム さんに寄りました。
因みに、コッヘムはかなり観光地化されていて、街中のお店も観光地っぽいものが多かったです。観光客も色々な国の人達が入り混じっていました。船着場もあるので、遊覧船でモーゼル川を楽しむ事も出来ます。
ここに書いた他にも、リフトで山にあがって見晴らしの良いレストランに行けたり、近くに山上遊園地兼ミニ動物園のようなものもあります。ご家族で来ても楽しめる要素が沢山ある街だと思います。
今回、私達は知らずに行ったのですが、『ワイン祭り』が開催されていました。
私達は、偶然にも楽しいイベント中に遊びに来ることとなり、ラッキーでした。花火も部屋のテラスの特等席から楽しめましたし、思わぬサプライズ。
ちょっと宿泊費が3泊で512€(朝食込み)と、私達にしては珍しく奮発したのですけれど、楽しい旅行となりました。
( ※ドイツのホテルも日本と同じように、繁盛期やイベント日などで宿泊費は激しく変動します。)
観光地だから(?)か、レストランやカフェのお値段は高めでした。私達は、1日目はレストランで食事をしましたがあまり美味しくないのにお値段はそこそこで、しかも店員さん達が驚くほどぶっきらぼうだった為、2日目はピザレストランでテイクアウトしたピザを川沿いに座って食べました。ピクニック気分で気持ちがいいし、美味しいしで良かったです。
個人的な感想ですけど、この街で触れた人達は愛想が良くない印象の人が多かったです。ちょっと初日のレストランの印象が強く残っちゃったのかも知れませんけれども。
外国人である私にはわかりにくい地域性とかなのかも知れませんが、話し方の癖が強い?…。
ドイツ人の夫に対しても、お店のレジの方々、無愛想な対応が多かったです。夫に「なんだか行く店々で店員さんが無愛想じゃない?」と言うと、夫も「う〜ん、そうかもね… 」と苦笑いしていました。
街中のアイス屋さんと、手作りのカラシ屋さんは愛想も良かったし丁寧に対応してくださいました!
アイス屋さんも自家製アイスっぽかったし、カラシ屋さんも自家製カラシを売っています。観光地化で地元育ちではない人達がお店をやっている場合が増えていて、そういった人達がやるお店はお店自体や地元への愛着が薄い→適当接客になってしまっているのでは…と想像してみる夫婦なのでした。
※勝手な想像です。
コッヘムを訪ねてみようと思う方は、強い心でチャレンジしてみて下さい。
古い建物も多くて、街も素敵ではあるけれど、私の中ではTraben-Trarbach トラーベン・トラーバッハの方が気持ちよく過ごせたと思いました。
(※あくまでも個人の感想です!)
https://note.com/moekita0401/n/n51ccd4c978e1?magazine_key=m0ae5911faaaa
でもこのお城!
コッヘムのライヒスブルグ(城)はお勧めしたいです。
家族や友人がドイツへ遊びに来た際には、連れて行ってあげたいお城だなと思いました。
2023年6月11日
※観光の内容や値段も、観光時期や年によって変化があるかも知れませんので、旅行される方はご自身でご確認くださいね。
上記の良かった点も気になった点も、あくまでも今回の旅での私個人の感想です。私自身でも、違った季節に行くとまた違った感想かも知れません。