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幸せになりたい、という妄想

「隣の芝生は青く見える」とよく言う。他人の得ているものを、自分と比べ、嫉妬する、というものだ。
これは多くの人がよく知る言葉であり、改めて聞かなくても、そんなことはわかっている、という言葉が返ってくるだろう。しかし、言葉の意味はわかっていても、これの真意に気付いている人たちはどれくらいだろうか。
これも、よく聞く話だ。幸せとは常に自分の傍らにあるものであり、それに気付き、感謝することで日常を幸せに過ごすことが出来る、という話だ。
SNSの幸せに過ごすコツや、お坊さんの説法を聞けば、必ずといって良いほど出てくる。わたしにとっては耳タコの言葉だ。では、なぜ幸せに過ごせる人が少ないのだろうか。

答えは簡単だ。まず、自分の身の回りの幸せに気付けないのだ。なにが当たり前で、なにが当たり前ではないのか。家族が毎日、家事をやってくれている。家族が家計のため、毎日働いてくれている。子供が毎日笑顔で挨拶をしてくれる。これらはいつでも失われてしまうものだ。明日にはもう会えないかもしれないのだ。そう考えれば、自然と感謝が生まれるはずなのだ。そのはずなのだが、、
だが、二つ目にある原因が、人によっては本来感謝出来そうな事柄について、一切感謝を感じることがないということだ。今、自分が持ち得ているものが、どれだけ大事で、得難いものか、想像がつかないのだろう。
その人が如何に幸せであるかは、その人自身の人間性だろうと思う。人間性が育っていないと、人として視野がとても狭くなる。視野が狭い人間は少し関わるとすぐにわかる。とにかく、自分が持っているものについて、不満が多すぎる。以前記事にもあげたが、縁を切った親友も、物事が上手く回らなくなり、周囲を責め続ける人間になってしまった。もう関わっていられなかったのだ。

幸せな気持ちで過ごすには、最終的に自分自身を愛していくことが大事だ。だが、それには、まず自分の周囲に感謝することから始まる。目の前に自分のために用意されている食べ物。連絡が出来、時間をくれる友人たち。心配してくれる家族たち。そうした身近な存在たちに感謝出来るようになると、それに感謝出来る自分も愛せるようになっていくことに繋がっていく。

「ありがとう」は魔法の言葉。
常に忘れずにいたい言葉です。

では、また
皆さんの行き先に明るい未来がありますように

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