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批評のマイルール。

10月になって、すっかり季節は秋通り越して、
朝晩は冬を感じそうな気温になってまいりました。


秋に未練たらたらで、縋り付きたい今日このごろです。

昼間にたまに戻ってくる夏には、冷たい態度でまた来年って言いたい。


さて。秋といえば読書!!


創作物に対しての批判はあまりしないで起きたいものですが、好きや嫌い。好み、好みじゃない。は必ずあるもので。

一応、私の中でのマイルールがあって、
最後まで見なかった(見れなかった)作品に対して「つまらない」という批評はしたくないし、出来ません。


こういった作品は
「最後まで見てないから批評が出来ないもの」であり、
「評価が出来ないほどつまらない作品」とは違います。



つまらないかどうかは最後の最後まで見ないと解らないものだよね。



もしかしたら、今までのつまらなさに
こんな演出が!?となる可能性も無くは無い。

つまらない以外にも「性的な描写」「暴力的な描写」などが多数あり見れない作品もあると思います。
 


これだと批評以前にこの描写が苦手で、
好みでは無かった作品としての批評はできますよね。


「話は面白そうだけど、グロくて見れない」
「動物が死ぬシーンがあったので、そこから見るのやめた」
「内容が性的なシーンが多そうで見るの躊躇してる」
みたいな批評はよく見かけます。


ちなみに、某超超超超超有名作家さんの作品が私は苦手です。


しかし、苦手と声を出すには彼の作品は読まねば評価は出来ない!!と思ったので、全てとは言いませんが有名な作品はほぼ読みました。


というから、ほぼ有名な作品だらけで、人気作品多数の中から、さらに代表的な作品をチョイスして読んでます。 


読んだうえで苦手だと思っています。





話は面白いとは思えますが、彼の文章の表現が苦手なのかな?



こればかりは相性だと思うことにしている。


この話をすると、友人には作品をそんな何作も読めるなら、それは好きなんじゃないの?と言われますが、苦手なのです。


決して、天邪鬼とかでは無いのよ!!笑


ちなみに、某作家さんに影響を受けているのか、受けていないのか解りませんが文体が似てるまた別の人気作家さんの作品は、文字を読もうとしても目が滑ってしまい最後まで読むことが出来なかったので、逆にいうとこれだけ苦手でも最後まで読めてる、この某超超超超有名作家さんはやっぱり凄い人なのかも知れないとは思う。 



この某超有名作家さんに関しては新作は読んで無いので、過去作品での話になることも付け加えておきます。



作品として面白かったのだけど、
もう一度読見返しに苦労する作品もあったりする。



本谷有希子さんの【乱暴と待機】


面白いんだけど、これ読んでるとすごく苛々したり、苦しかったり、もうどうしもうない感情移入が出てきてしまってしんどい。


貞操観念とか、男女やら人間の性とか、主体性の無さとか、悪気が無い悪、みたいなものが凝縮されてる。


だから、読み返しがしんどい。
あと数十年経てばいけるかも?と思うし、面白いのは解ってるので本棚には残している本。


ラストは好きなんだけども、
どうにもそこに至るまでが辛い。


ちなみに、乱暴と待機は映画にもなってるのでそちらの方がまだしんどい気持ちにならずに見れるかも?


小池栄子さんが演じてるキャラに、めちゃくちゃハマってるな〜って本当に思う。
今更だけど、他の人もキャスティング良かったんだな〜って思える映画化だったかも。


それだけ印象深くても、読み返さない作品という。



そういう意味では、貴重な作品の1つではあるのだけど、、、



読みたいけど、読みたくないという不思議なジレンマです 笑



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