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ASD ボディイメージとハンドクリーム

発達障害の女の子のお母さんです。

娘はボディイメージがとても弱いです。
運動面では協調運動も苦手なことから、ラジオ体操、ダンス、縄跳び、ボール、、、どれもこれも上手に身体を動かせしたり、模倣ができません。
空間認識の面でも、物や人との距離感や、カップに飲み物を注ぐ、料理の乗ったトレーを運ぶなどもヒヤヒヤです。

ボディイメージを持たせようと、療育で提案されてきたことのひとつが、ハンドクリーム
これは幼児期に通所していた区の療育センターの担任からです。

当時、今でもお世話になっている療育期間で、
背中を意識する課題で、クマ歩きの背中に本を載せる、などやっていたのですが、家庭では他の課題も山積み、そして娘との関わり方が掴めずにいた時期で、
「もっと簡単に何かできることないですか?」と相談したところ、ちょうど乾燥の時期で、
お母さんがハンドクリーム塗る時、一緒に塗ってあげて。」と。
手の裏表、指先の意識をさせるのが目的。

ハンドクリームを塗ってあげること、
これ、とても良いこと実感しました。
当時は左右も怪しかったので、
右手塗るよ、こっちは左、と左右を教えること
親指、人差し指、、、と指の名前を教えること
爪噛みが酷かったので、爪チェック

マッサージなど触れることは嫌がるのですが、
宿題だから」で応じていました。
通所先についたら、先生に手を見せて握ってもらうことも約束でした。

数分のことだけど、お母さんの手もきれいに、娘の爪噛みが酷い手もいくらかきれいになる、親子の触れ合いの時間でした。

毎朝の通所前のハンドクリームが小さな療育であり、温かい時間だったこと、懐かしく感じます。
最近は、お姉さんなので、お小遣いで好きなハンドクリームとリップクリームを買って、自分で通学前につけています。
リップも色がつかないものから練習です。(オーバーリップ気味に塗っちゃうので。)


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