大掃除の手荒れケア
新居に引っ越してきて間もないため、大掃除といっても、改めてやることも少なく、むしろ引っ越して来た先月から大掃除をし続けているようなものでもあり、ありがたいことに年末はあまりバタバタし過ぎずに済んでいる。
とはいえ、引っ越しから来る手荒れは、毎度のことながら困ったもので、作業のたびに手袋を必ず装着していれば良いものの、だんだん手間になり、最終的にはなんでも素手で掴んで運んで拭いてということになるので、当然のことながら、手はガッビガビになるのである。
今回も例に漏れず、ガッビガビになった私の手は、まずは手の指の指紋のある場所からゴワゴワになり、そこから爪周りにボソボソが広がり、足の踵の荒れっぷりからの保湿クリームはこれですよみたいなCMに登場する踵かのごとく、さまざまなものをジャリジャリにできそうな指になっていた。
さて、こうなったものを、毎度どう回復させているのか。
結局は基本のケアに立ち返るのが一番早く、シンプルなことを数日続けていると、いつもの手指に戻ってくれる。
用意するものはたったの2つ。
・いつも顔に使っている化粧水
・好きなハンドクリーム
以上。
手荒れのケアといえば、やはりハンドクリームを最初に思い浮かべる方も多いと思うのだが、ここでもっとも肝心なのは、ハンドクリームではなく、化粧水。
クリームがもしなくても、化粧水さえあれば良いくらい、化粧水の重要度は高い。
まず手を洗い終わったら、しっかりとタオルで水分を取り除く。
その後すぐに、化粧水を顔に叩き込むが如く、手に入れ込んでいく。
手のひらに化粧水を取り出したら、両手にしっかりと伸ばし、化粧水の水分をパタパタと手でパッティングしていく。
この時の化粧水の量は、肌の荒れ具合にもよるのだが、私はいつも顔につけているのと同じくらいの量を手に使っている。
しっかりと叩き込んだら、ハンドクリームを塗って完了。
再度述べるが、ここで重要なのはクリームではなく化粧水なので、ハンドクリームは高級品でなくても十分に効力を発揮する。好きな香りや、続けやすい価格など、気に入ったものを選んでおけばマル。
私はちょっとした家事の合間にケアをしやすいように、キッチンの近くに小さいサイズの化粧水とハンドクリームをセットで常備するようにしている。
ケアはやった方がいいに決まっているとわかっていながらも、続けるのが億劫になると途端に出来なくなってしまうものだ。
だからこそ、続けやすい工夫が肝心。
私なりに見つけたのは、旅行サイズの化粧水とハンドクリームを手のケアのためにワンセット置いておくことだった。
手のケアに化粧水が重要という話は、以前超有名ハンドモデルの先輩に教えていただいた技。以来、実践しているのだが、かなりの効果を感じている。
ちなみに風呂上がりの膝下のケアにも化粧水を最初に使っていて、これもかなり効果的だ。特に冬場の乾燥には、ボディークリームも良いのだが、その前に化粧水。この一手間でクリームの保護効果も倍増しているように感じる。
ハンドクリームを使いたいけれど、家事の合間だから手に残る香りが気になる、という方は保湿力高めの無香料化粧水をパシャパシャする、というのを試すのもありかと思う。