休職中でも意外と未来は長いらしい
もうヤダ!!!と突然喚きたくなる時が休職中(適応障害)にはよくある
さっきまでは普通だったのに、突然ズコンと底に底に落ちてしまう
3時間ほどえんえん泣いたのち(理由はとくにない)、少し落ち着いた
どうせこの世からいなくなるなら、
貯金を全部使ったほうが良くない?
冷静なわたしが囁いた
一応お断りしておくと、
わたしは自死への欲求があまりない、と思う
底にいる時に思っているのは、
消えたいとか寂しいとかもう全部やだ!終わりにしたい逃げたいとか
死に近い表現ではあるけど、底にいても(……でも死ぬのはちょっともったいないかも)と少し冷静だ
なので、表現から心配されるかもしれませんが、そこは大丈夫そうです
おそらく
話を戻して、まあせっかくならお金を使い果たしたいと思ったのだ
そこで思いついたのが温泉付き旅館
温泉が好きだし、温泉入ってすぐに横になれるなんてとっても素敵
おいしいものを食べて、のんびりしたい
一泊七万くらいかなあ……
……………高い
高い、確かに高い
でも最後なら良くないか?
これを高いと思うということは、もっと未来があって、その時に使いたいと思ってるんじゃないだろうか
そう考えたら、ふっと我に返ることができた
多分つらいのは今だけだ
本当に本当につらくて無理だと思ったら、最後だけは力を振り絞って一泊七万を予約しよう
もったいないと思ったらもう少し生きてみよう
だからやり残したらもったいないことをどんどん増やして、なんとか生き延びたら思いの外わるくない未来が待ってるんじゃないかと思う
そう思いませんか
ちなみに温泉付旅館は思っているより安かった
探してみると、一泊一万円以下(食事なし)のところもあった
これだったらちょっとした贅沢で泊まれそうだ
次大きな波が来たら行ってみようかな
小旅行のきっかけになるなら、底に沈むのも少しだけ悪くはないかもしれない