変なオジサン
今日もほぼ何もせず、不安が多くてやる気も起きず一日が終わろうとしていた夜7時。
行きたくないけどスーパーまで歩いて向かう。
引きこもりになるわけにはいかない。この状況でまだそんな気持ちがあるんだ。大した根性だよ。
行きは戻らず行ける。帰りに通る道だから。
暗く寂しい住宅街の道を不安に包まれながら歩く。
スーパーに入り、またウエットティッシュを買ってしまう。
金も尽きかけているのにこの先どうするのだろうか。
一日単位でしか物事を考えないようになり、先のことはそのときだ、と回避が酷い。
いい歳した大人がお菓子ばかり買い込む。
会計を済ませて店を出・・・
られない。
物陰に子どもがいたりしないかという不安が襲う。
店内をうろちょろして確認してしまう。
変なオジサンだよ。
なかなか出られない。
が、これを続ければ続けるほどキツくなるから、なんとか不安をそのままに店を出る。
このまま行け。不安をそのままに。
そうすると10mも進むと気にならなくなる。
暴露反応妨害法をした成果だ。
小さな暴露反応妨害法をしたおかげで歩行時の戻りは一時期の半分くらいになった。
それでも歩いた場所が気になって戻るという馬鹿馬鹿しさが辛い。
もちろん妻がいた頃は歩いての戻りは無かったと思う。
ストレス、ストレス、ストレス。
ストレスは凄まじいネガティブエネルギーだ。
帰り道で、弱音が出そうになる。
よく、YouTubeでどん底を検索すると、どん底だったっていう人の動画がたくさん出てくるけど、俺に言わせたら、どこがどん底だよ、と思ってしまう。その程度のどん底、どの字の濁点にもならん問題だよ。と毒づく。
と、思うのは無駄。エネルギーの浪費と言い聞かせて進んだ。
よく頑張ったな、オレ。
お菓子でも食うか。